【MMDの使い方】 キーの移動方法 (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「キー」のフレーム位置を移動させる事によって、
モデルやカメラなどのモーションの速さを調節する事が出来ます。
「キー」のフレーム位置を移動させるには、
何種類か方法があります。
キーをドラッグして移動する
「タイムライン」に登録してあるキーのフレーム位置を移動させる1つ目の方法は、
” 移動させたい「キー」を選択状態にしてドラッグする ”、
という方法です。
移動させたい「キー」を選択状態にして、
その「キー」にマウスカーソルを合わせてドラッグすると、
その「キー」のフレーム位置を移動させる事が出来ます。
複数のキーをドラッグして移動
また、複数のキーを選択状態にしてドラッグすれば、
選択している複数のキーのフレーム位置を一緒に移動させる事が出来ます。
空フレームの挿入 と フレームの削除でキーを移動する
「キー」を移動させる2つ目の方法は、
” シークバーがあるフレーム位置に空フレームを挿入したり、
シークバーがあるフレームを削除したりする ”、
という方法です。
「シークバー」を「15フレーム」目に移動させ、
メニューバーの「編集」項目にある「空フレームを挿入(ボーンorカメラ)(Iキー)」をクリックすると、
「15フレーム」目に空フレームが1つ挿入され、
「15フレーム」も含めて後ろにある全てのキーのフレーム位置が、
1フレームぶん後ろに移動します。
同じように、シークバーが「15フレーム」目にある状態で、
メニューバーの「編集」項目にある「列フレームを挿入(ボーンorカメラ)(Kキー)」をクリックすると、
「15フレーム」目にあるフレームが削除され、
「15フレーム」より後ろにある
全ての「キー」のフレーム位置が、
1フレームぶん前に移動します。
フレームを削除してキーを移動する際の注意点
ただ、注意していただきたいのは、
「キー」が登録されているフレームにシークバーがある状態でフレームを削除すると、
そのフレームに登録してある「キー」も一緒に削除されてしまいます。
※ 調節対象を「モデル」にしている場合には、
フレームを削除した処理を「Ctrl」+「Z」のショートカットキーで元に戻すことが出来ますが、
調節対象が「カメラ・照明・アクセサリ」の場合、
「Ctrl」+「Z」のショートカットキーで元に戻せませんので注意してください。
空フレームの挿入と列フレームの削除の使い分け
また、”空フレームの挿入”と
”フレームの削除”では、
メニューバーの「編集」項目に
記載されているように、
「空フレーム挿入(ボーンorカメラ)(Iキー)」と、
「列フレーム削除(ボーンorカメラ)(Kキー)」では、
ボーンとカメラの段に登録されているキーに対してだけフレームが挿入・削除されて、
「空フレーム挿入(表情or照明)(Uキー)」と、
「列フレーム削除(表情or照明)(Kキー)」では、
「表情」と「照明」の段に登録されているキーに対してだけフレームが挿入・削除されます。
「拡大縮小」ボタンでキーを移動する
「キー」を移動させる3つ目の方法は、
”「フレーム操作パネル」下側にある「拡大縮小」ボタンをクリックして表示される「時間拡大(縮小)率」画面で、
指定したフレームの範囲を拡大縮小させる”、という方法です。
「拡大縮小」ボタンをクリックすると、
「時間拡大(縮小)率」画面が表示されます。
「時間拡大(縮小)率」画面の「フレーム」項目に「0~30」と半角数字で入力を行い、
「倍率」項目に半角数字で「2」(2倍という事)を入力して、
「OK」ボタンをクリックすると、
「0フレーム」目から「30フレーム」目にあったフレーム数が「2倍」になります。
逆に、「時間拡大(縮小)率」画面の「フレーム」項目に「0~30」と半角数字で入力を行い、
「倍率」に半角数字で「0.5」(1/2倍という事)を入力して、
「OK」ボタンをクリックすると、
「0フレーム」目から「30フレーム」目にあったフレーム数が「1/2」になります。
少し分かりづらいかもしれませんが、
特定のフレームの範囲を拡げたり縮めたりすれば、
その範囲の「キー」を同時に移動させる事が出来るので、
使い慣れると便利です。
「時間拡大(縮小)率」画面の「ボーン」「表情」「表示・IK・外観」というチェック項目
※ 例えば、「表情」のチェックを外した場合、
「表情」関連に登録されているキーは、
フレーム範囲の拡大縮小による移動が行われなくなります。
「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象に選択した時のキーの移動
「カメラ・照明・アクセサリ」の「キー」の移動では、
1つ目の ” キーを選択状態にして
ドラッグする方法 ” と、
2つ目の ” 空フレームの挿入と
フレームの削除による方法 ”
で移動を行う事が出来ます。
※ また、調節対象を「カメラ・照明・アクセサリ」にしている場合は、
フレームを削除してしまった処理なども含めて、
処理を元に戻す事が出来ませんので、
その点に注意して「キー」の移動を行いましょう。
モデルにモーションを付ける作業を行う際、
「キー」を移動させながら作業を行う事で とても作業が楽になるので、
「キー」の移動方法を覚えて活用していきましょう。

それでは以上で、”キーの移動方法”の解説は終了となります。
お疲れ様でした!! m(^ ^)m
※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。