【AviUtl】粒子化エフェクトの使い方 (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「テツ」さんの「粒子化」というスクリプトでは、
オブジェクトの映像を粒子化する事が出来ます。
粒子化エフェクトを使うための準備
「粒子化」のエフェクトを使用するには、
まず、拡張編集画面に、
画像オブジェクトや図形オブジェクトを挿入して、
アニメーション効果エフェクトを追加します。
次に、アニメーション効果の
左下にあるプルダウンで「粒子化@粒子化」を選択しましょう。
細かさ
「細かさ」という項目では、
粒子の細かさを調節する事が出来ます。
「細かさ」の値が大きいほど、粒子が小さくなり、
「細かさ」の値が小さいほど、粒子が大きくなります。
拡散
「拡散」という項目では、
粒子の拡散度合いが調節できます。
「拡散」の値を大きくすると、
粒子が散らばっていき、
「拡散」の値を小さくすると、
粒子がまとまっていきます。
方向
「方向」という項目では、
粒子化する方向が設定できます。
「方向」の値が「1」の場合、
右からに向けて粒子化します。
「方向」の値が「2」の場合、
左から右に向けて粒子化します。
「方向」の値が「3」の場合、
下から上に向けて粒子化します。
「方向」の値が「4」の場合、
上から下に向けて粒子化します。
境界%
「境界%」という項目では、
粒子化する割合が設定できます。
「境界%」の値が「50」(%)の場合、
映像の半分まで粒子化します。
「境界%」の値が「100」(%)の場合、
映像が粒子化していない状態になります。
「境界%」の値が「0」(%)の場合、
映像が全て粒子化している状態になります。
※ 「境界%」の値を「0」に設定しているのに、
粒子化していない部分が少し残っているのは、
「設定」ボタンをクリックする事で調節できる「ぼかし」という項目の効果によるものです。
「境界%」を直線移動にして、徐々に粒子化させる
「境界%」を「直線移動」などに設定して、
左の値を「100」、
右の値を「0」にすると、
徐々に粒子化していく映像になります。
左から右へ向けて粒子化させる
「境界%」を「直線移動」などに設定して、
徐々に粒子化させる映像を作る際には、
「方向」の値の設定に注意する必要があります。
「境界%」の左の値を「100」、
右の値を「0」にしている状態で、
「方向」の値を「2」に設定すると、
右から左に向けて、
粒子が徐々に元の映像に戻っていくようになります。
もし、左から右に向けて粒子化させたい場合には、
「方向」の値を「2」に設定して、
「境界%」の左の値を「0」、
右の値を「100」にしましょう。
そうすると、このように、
左から右へ徐々に粒子化していく映像になります。
設定ボタン
「設定」ボタンをクリックすると、
粒子の形状や、粒子のぼかし具合などが設定できます。
図形
「図形」という項目では、
粒子の形状が設定できます。
図形サイズ%
「図形サイズ%」という項目では、
粒子の図形の大きさを「%」で設定できます。
図形ぼかし
「図形ぼかし」という項目では、
粒子の図形のぼかし具合が調節できます。
拡大変化率%
「拡大変化率%」という項目では、
粒子化した後に拡大していく大きさが設定できます。
※ 「境界%」を「直線移動」に設定して、
徐々に粒子化させていくようにすると、
「拡大変化率%」で設定した値ぶん、
粒子化した後、粒子が拡大していくのが確認できます。
ぼかし
「ぼかし」という項目では、 粒子化した箇所と、
粒子化していない箇所のぼかし具合が設定できます。
「ぼかし」の値を大きくすると、
粒子化した箇所との境界が、
よりボヤけるようになります。
広がり方
「広がり方」という項目では、
粒子の上下左右前後における広がり具合が調節できます。
「広がり方」の値を大きくするほど、
粒子が上下左右前後に広がるようになります。
拡散方向X / 拡散方向Y / 拡散方向Z
「拡散方向X」「拡散方向Y」「拡散方向Z」という項目では、
粒子が飛んでいく方向を設定する事が出来ます。
「拡散方向X」「拡散方向Y」「拡散方向Z」の値は、
小数点第二位まで設定する事が出来て、
値をマイナスに設定する事も出来ます。
「拡散方向X」の値をプラスに大きくするほど、
X軸のプラス方向へ飛んでいくようになり、
「拡散方向X」の値をマイナスに大きくするほど、
X軸のマイナス方向へ飛んでいくようになります。
「拡散方向Y」の値をプラスに大きくするほど、
Y軸のプラス方向へ飛んでいくようになり、
「拡散方向Y」の値をマイナスに大きくするほど、
Y軸のマイナス方向へ飛んでいくようになります。
「拡散方向Z」の値をプラスに大きくするほど、
Z軸のプラス方向(奥側)へ飛んでいくようになり、
「拡散方向Z」の値をマイナスに大きくするほど、
Z軸のマイナス方向(手前側)へ飛んでいくようになります。
一様拡散
「一様拡散」という項目にチェックを入れると、
初めから映像が粒子化して拡散している状態になります。
「一様拡散」にチェックを入れた場合、
「方向」と「境界%」の値が無効になります。
ですので、「一様拡散」にチェックを入れる場合には、
「拡散」を「直線移動」などに設定して、
拡散度合いを変化させるような使い方をしましょう。
(一様拡散)速度
「(一様拡散)速度」という項目は、
「一様拡散」にチェックを入れた場合にのみ有効となります。
「(一様拡散)速度」の値を小さくするほど、
粒子化する前の映像が、
ほんの一瞬だけ表示されるようになります。
また、「(一様拡散)速度」の値は、
小数点第二位まで設定する事が出来ます。
「(一様拡散)速度」の値を「1」以下くらいにすると、
一瞬だけ粒子化前の映像が表示されるようになります。
それでは以上で、”「テツ」さんの「粒子化」エフェクトの使い方”の解説は終了となります。
お疲れさまでした!! m(^ ^)m