【MMDの使い方】カメラモーション の 保存と読み込み (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
MMDでは、フレーム操作パネルに登録したカメラ・セルフ影・照明のキーを、
「カメラモーションファイル」として保存する事が出来ます。
カメラ・セルフ影・照明の調節状態のキーを「カメラモーションファイル」として保存して、
別のプロジェクトファイルに読み込む事で、
カメラのモーションや照明などを同じ調節状態にする事が出来ます。
カメラモーションの保存方法
フレーム操作パネルに登録したカメラ・セルフ影・照明のキーをカメラモーションファイルとして保存するには、
モデル操作パネルで調節対象を「カメラ・照明・アクセサリ」に変更した後、
保存したいキーをフレーム操作パネルで選択状態にします。
※ 保存したいキーの数に制限はなく、
1つでも、複数でも、カメラモーションファイルとして保存する事が出来ます。
ですので、”「10フレーム」目のカメラと照明のキーだけを保存する”、
という事も出来ますし、
”「0フレーム」目と「10フレーム」目に登録してある全てのキーを保存する”、
という事も出来ます。
また、前後のキーの間にあるフレーム間隔も自動的に保存されます。
※ 「カメラモーションファイル」は、
モデルのモーションを保存する「モーションデータファイル」と同じ扱いとなり、
拡張子も「.vmd」となっています。
カメラモーションファイルの保存先を指定するためのエクスプローラーが表示されたら、
保存先を指定します。
※今回は、MMDの「UserFile」内にある「Motion」フォルダに「カメラ.vmd」というファイル名で保存します。
保存を行うと、保存先に指定した「Motion」フォルダ内に「~.vmd」という拡張子のファイルが保存されます。
これで、カメラモーションファイルとして保存する事が出来ました。
カメラモーションの読み込み方法
それでは次に、カメラモーションファイルを読み込んでみたいと思います。
※ 調節対象をモデルに設定した状態で、
カメラモーションファイルを読み込むと、
このような画面が表示されて、
カメラモーションファイルを読み込む事が出来ません。
ですので、カメラモーションファイルを読み込みたい場合には、
まず、調節対象を「カメラ・照明・アクセサリ」に設定しましょう。
「カメラ.vmd」を読み込むと、
シークバーがある位置に「カメラ.vmd」に保存した先頭のキーが登録され、
「カメラ.vmd」に保存した「0フレーム~10フレーム」のキーと同じフレーム間隔でキーが登録されます。
重力とアクセサリのデータは保存されない
先ほど、カメラモーションファイルの保存を行った際には、
「重力」と「読み込んでいるアクセサリ」の段にあるキーも選択状態にして、
カメラモーションファイルへ保存しましたが、
カメラモーションファイルに保存できるのは、
カメラ・照明・セルフ影のキーだけとなっていて、
「重力」と「読み込んでいるアクセサリ」の段にあるキーは保存する事が出来ませんので、
その点に注意してください。
※ 「MMD」では、「物理演算」処理が施される箇所 (髪やスカートなど)に対しての重力の設定を行う事が出来て、
フレーム操作パネルの「重力」という名称の段には、
重力設定に関するキーが登録されます。
「重力」の設定方法については、
別のページで解説していきます。

それでは以上で、”カメラモーションファイルの保存と読み込み”の解説は終了となります。
お疲れ様でした!! m(^ ^)m
※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。