スケール(音階)について ~ メジャースケール(長音階)・マイナースケール(短音階) ~ (初心者でも作曲のやり方が分かる音楽理論) その 7

スケール(音階)について ~ メジャースケール(長音階)・マイナースケール(短音階) ~     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

「スケール」(音階)というのは、ピアノの白鍵・黒鍵のどれかを起点として、
1オクターブ上 、または1オクターブ下にある「起点にした音(音名)」までの”音の昇順・降順の並び” の事です。

※ 「起点」というのは、”物事の始まるところ” という意味です。

「スケール」(音階)とは
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「ドレミファソラシド」というのも、「ド」を起点の音として、
1オクターブ上の「ド」まで昇順で並べた「スケール」(音階)の1つです。

また、「ド」を起点として、1オクターブ下の「ド」まで降順で並べた「ドシラソファミレド」は、
昇順に並べた「ドレミファソラシド」と同じ「スケール」(音階)として考えます。

※ また、スケール(音階) というのは、ある音を起点として ”1オクターブの範囲” で昇順・降順する並びの事を言うので、
1オクターブ上 、または1オクターブ下の「ド」を起点とした場合にも、同じ「スケール」(音階) として考えます。

オクターブ違いの音階(スケール)
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ナチュラルメジャースケール (自然長音階 = しぜんちょうおんかい)

「ドレミファソラシド」 、または「ドシラソファミレド」は、
「メジャースケール」 (長音階 : ちょうおんかい) と呼ばれる種類のスケール(音階)で、
起点の音である「ド」から各音ごとの間隔が、
「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」という間隔になっています。

ナチュラルメジャースケール(自然長音階)とは
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※ 正確には、「ナチュラルメジャースケール」(自然長音階 : しぜんちょうおんかい) と言います。

そして、どの音を起点としたとしても、各音ごとの間隔を
「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」 という間隔にすれば、
「メジャースケール」 (長音階) になります。

例えば、「レ」の音を起点として、「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」という間隔にすれば、

Dナチュラルメジャースケール
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先ほどの、「ドレミファソラシド」と同じ「メジャースケール」(長音階) になります。

※ 同じ間隔で音が並んでいるので、
音の高さは違うけれど、「ドレミファソラシド」と
同じ感覚のスケールに聴こえます( ^ ^ )

また、起点の音が「ド」の「メジャースケール」の場合、
「ド」のアメリカ式音名である「C」を付けて「Cメジャースケール」と言うように呼び、

起点の音が「レ」の「メジャースケール」の場合、
「レ」のアメリカ式音名である「D」を付けて「Dメジャースケール」と言うように呼びます。

このように、ある音を起点として、各音ごとの間隔を
「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」 という間隔にすると、
「メジャースケール」(長音階) と呼ばれる「スケール」(音階) になります。

※ 「メジャースケール」の
「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」
という各音ごとの間隔の覚え方としては、
「ぜんぜんはん ぜんぜんぜんはん」
というように声に出して覚えると覚えやすいと思います。

「メジャー」という言葉が付く「スケール」や、
「コード」(和音) は、明るい響きの「スケール」・「コード」となっています。

例 : 「メジャースケール」、「メジャーキー」、「メジャーコード」など

※ 日本語では、「メジャー」の代わりに「長」(ちょう) という文字が付きます。

例 : 「長音階」、「長調」、「長三和音」など

明るい響きの「スケール」には、様々な種類がありますが、
その中でも、「メジャースケール」が最も基本的なスケールとなるので、
覚えておいて頂ければと思います。

ナチュラルマイナースケール (自然短音階 = しぜんたんおんかい)

逆に、暗い響きの「スケール」や「コード」には、「マイナー」という言葉が付きます。

例 : 「ナチュラルマイナースケール」、「マイナーキー」、「マイナーコード」など

※ 日本語では、「マイナー」の代わりに「短」(たん) という文字が付きます。

例 : 「短音階」、「短調」、「短三和音」など

暗い響きのスケール(音階)にも、種類が色々あるのですが、
「ナチュラルマイナースケール」というスケールが、
暗い響きのスケールの中で最も基本的なスケールとなります。

ナチュラルマイナースケール(自然短音階)とは
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「ナチュラルマイナースケール」では、起点となる音から各音ごとの間隔が、
「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」 という間隔になっています。

「ナチュラルマイナースケール」においても、
起点となる音から各音ごとの間隔を
「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」という間隔にすれば、
「ナチュラルマイナースケール」になります。

Gナチュラルマイナースケール
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※ 「ナチュラルマイナースケール」の
「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」
という各音ごとの間隔の覚え方としては、
「ぜんはんぜん ぜんはんぜんぜん」
というように声に出して覚えると覚えやすいと思います。

「ナチュラルマイナースケール」は、
「マイナー」系のスケールの中で最も基本的なスケールとなるので、
覚えておいて頂ければと思います。

Gナチュラルマイナースケール
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また、「ナチュラルマイナースケール」の場合にも、
「起点としている音」のアメリカ式音名を付けて、

「Gナチュラルマイナースケールスケール」
というように呼ばれます。

※ その他の様々なスケールにおいても、
起点の音のアメリカ式音名を付けて「~~スケール」というように呼びます。

「Cナチュラルメジャースケール」の主音はド
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「Aナチュラルマイナースケール」の主音はラ
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※ ちなみに、
「Cメジャースケール」 と
「Aナチュラルマイナースケール」 では、

どちらも同じ音(音名)を使っていますが、
起点となっている音が異なるので、
別のスケールとして考えられます。

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