【MMDの使い方】ボーンの調節 ~ ボーンの回転における注意点 ~

【MMDの使い方】ボーンの調節 ~ ボーンの回転における注意点 ~     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

ボーンを回転させる際には、ボーンの回転角度の値が、
特定の角度になると「+」から「-」、「-」から「+」に切り替わる”、
という事に注意する必要があります。

「Y」と「Z」を回転させた時の「角度」の値

上段の「X、Y、Z」アイコンの「Y」をドラッグして、
「全ての親」ボーンを時計回りに回転させていくと、

メイン表示画面左下にある「角度」の「Y」の値が、
「-180度」を超えた際に、
「180度」に切り替わり、

それ以上回転させていくと、
「180~0」へ向かって値が変化するようになります。

「Z」の場合には、
反時計回りに回転させていくと、
「-180度」を超えた際に、
「180度」に切り替わり、

それ以上回転させていくと、
「180~0」へ向かって値が変化するようになります。

「Y」を反時計回り、
「Z」を時計回りに回転させた場合には、
「180度」を超えると、
自動的に値が「-180度」に切り替わり、

それ以上回転させていくと、
「-180~0」へ向かって値が変化するようになります。

「X」を回転させた時の「角度」の値

「X」の回転角度の場合は、
「0度」から「90度」まで上げると、
「Y」と「Z」の値が「180度」になり、

「X」の角度を「90度」以上回転させようとすると、
「X」の角度が「90度」から「0度」まで下がるようになります。

そして、「X」の角度の値が「0度」まで下がると、
「X」の角度の値が「-」に切り替わり、

「X」の角度の値が「0度」から「-90度」まで下がると、
「Y」と「Z」の角度の値が「0度」に戻り、

「X」の角度が「-90度」から「0度」へ上がるようになります。

※ また、「X」の回転角度は、ボーンの種類ごとに、
値が「+」から「-」、「-」から「+」に切り替わる角度が異なっています。

少しややこしいかもしれませんが、
”特定の角度になると、値が「+」から「-」、「-」から「+」に切り替わる”、
という事を理解していただけていれば、
細かい点については気にしなくても大丈夫です。

モデルを270度回転させるモーションの付け方

「特定の角度になると、自動で値が切り替わるんだから、そもそも特に気にする必要ないんじゃない?」
と思われるかもしれませんが、

”モデルを270度回転させる”、
といったモーション(動作)を付ける際などには、
角度の値に注意する必要があります。

フレーム操作パネルのシークバーを15フレーム目に移動
15フレーム目にキー登録した

例えば、フレーム操作パネルのシークバーを「15フレーム」目に移動した後、

「全ての親」ボーンを時計回りに270度回転させて、
「全ての親」ボーンの調節状態をフレーム操作パネルの「15フレーム」目にキー登録しても、

「全ての親」ボーンが時計回りに270度回転せず、
反時計回りに90度回転するモーションになってしまいます。

前のキーと後ろのキー

これは、キー登録の仕組みとして、

” 前後の「キー」におけるボーンの角度は、
「+」と「-」に関係なく、
前の「キー」の角度から より近い値の角度へ回転するように補われる ”、

という仕組みになっている事が原因です。

ですので、モデルを時計回りに270度回転させるモーションを付けたい場合には、

時計回りに270度回転した状態のキーと、
その前にあるキーとの間のフレームに、
「-135度」回転した状態のキーを登録する必要があります。

そうすると、このように、
モデルが時計回りに270度回転するようになります。

※ ”モデルを270度回転させる”、といったモーションを付ける際の、
角度の値に関する具体的な調節の仕方などについては、
別のページで解説していきます。

とりあえず、”モデルやステージのボーンの回転角度の値は、
特定の角度になると値が「+」から「-」、「-」から「+」に切り替わる”、
という事を覚えておいて頂ければと思います。

それでは、以上で、” ボーンの調節 ~ ボーンの回転における注意点 ~” の解説は終了となります。

お疲れ様でした!! m(^ ^)m

※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。

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