【MMDの使い方】ポーズデータファイルの保存と読み込み (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
MMDでは、調節したボーンのデータの事を「ポーズ」と呼びます。
「ポーズ」(調節されたボーンのデータ)は、
「ポーズデータファイル」(~.vpd)として保存したり、
読み込んだりする事が出来ます。
ポーズデータファイルとして保存する事で、
あるプロジェクトファイル内で調節したモデルのボーンの状態を、
別のプロジェクトファイル内に読み込んで、
ボーンを同じ調節状態にする事が出来ます。
ポーズデータの保存方法
ボーンの調節状態をポーズデータファイルとして保存するには、
まず、モデル操作パネルで、
ポーズを保存したいモデルを選択して、
保存したいポーズになっていフレーム位置にシークバーを移動させ、
調節状態を保存したいボーンを選択状態にします。
※ 調節状態を保存するボーンの数に制限はなく、
1つでも、複数でも、
ポーズデータファイルとして保存する事が出来ます。
例えば、右手の拳の各ボーンの調節状態だけをポーズデータファイルとして保存する事も出来ます。
調節状態を保存したいボーンを選択したら、
メニューバーの「ファイル」項目にある「ポーズデータ保存」をクリックします。
そうすると、エクスプローラー画面が表示されるので、
ポーズデータファイルの保存先フォルダを指定します。
※ 今回は、MMDの「UserFile」フォルダ内にある
「Pose」フォルダに「やったー.vpd」というファイル名で保存します。
保存を行うと、保存先に指定した「Pose」フォルダ内に「~.vpd」という拡張子のファイルが保存されます。
これで、ポーズデータファイルとして保存する事が出来ました。
ポーズデータの読み込み方法
それでは次に、ポーズデータファイルを読み込んでみたいと思います。
ポーズデータファイル(~.vpd)の読み込みを行う際には、
まず、読み込むポーズデータファイルの調節状態にしたいモデルを調節対象にして、
読み込むポーズデータファイルの調節状態にしたいフレーム位置にシークバーを移動させます。
そして、メニューバーの「ファイル」項目にある「ポーズデータ読込」をクリックします。
そうすると、エクスプローラー画面が表示されるので、
読み込むポーズデータファイルをダブルクリックします。
※ 今回は、先ほど保存した「やったー.vpd」ファイルを読み込んでみます。
「やったー.vpd」を読み込むと、
調節対象にしているモデルの各ボーンが「やったー.vpd」に保存した調節状態になります。
ポーズを読み込んだ後はキー登録する
ただ、ポーズデータファイル(~.vpd)を読み込んだとしても、
ボーンの調節状態はキーとして登録されておらず、
キー登録せずにシークバーを移動すると、
読み込んだ各ボーンの調節状態のデータがプロジェクト内で保持されず、
ですので、ポーズデータファイルを読み込んだ後は、
ボーン操作パネルの「登録」ボタンをクリックして、
キー登録を忘れないように注意しましょう。
別のモデルのポーズも読み込める
また、ポーズデータファイルは、
汎用的に使う事が出来て、
「Tuneちゃん」で作ったポーズデータファイルであっても、
「Gちゃん」に読み込んで 、
ほぼ同じポーズを取らせる事が出来ます。
※ 人型のモデルの場合、ボーンの名称や、
ボーンの数がモデルごとに異なってはいますが、
ある程度同じように作られているので、
別のモデルで作ったポーズデータファイルを、
別のモデルに読み込んでも、
ほぼ同じようなポーズにする事が出来ます。
MMDに元から付属されているポーズデータファイル
また、MMDには元から、
「Pose」フォルダの中に「右手グー.vpd」や「左手グー.vpd」という4つのポーズデータファイルが付属されていて、
「右手グー.vpd」を読み込むと、
調節対象にしているモデルの右手の各ボーンが「グー」の調節状態になります。
それでは以上で、”ポーズデータファイルの保存と読み込み” の解説は終了となります。
お疲れ様でした!! m(^ ^)m
※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。