【AviUtl】ルミナンスキー (エフェクトの使い方)

【AviUtl】ルミナンスキー (エフェクトの使い方)     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

AviUtlのルミナンスキーエフェクトの追加

「ルミナンスキー」エフェクトは、
設定した「輝度」を基準として、

オブジェクトの映像で透過(透明化)させたい色の輝度に合わせて
透過処理を行う事が出来るエフェクトです。

色相・彩度・明度の説明

※ 「輝度」というのは、
大まかに言うと「色の明るさ」「色の濃さ」みたいなものです。

基準輝度

「基準輝度」という項目では、
透過処理の対象の基準となる「輝度」を設定する事が出来ます。

「ルミナンスキー」エフェクトでは、
「基準輝度」という項目で設定した「輝度」を基準として、
基準の「輝度」より下の「輝度」となっている色を透過するか、
基準の「輝度」より上の「輝度」となっている色を透過するかを設定して、
透過処理する事が出来ます。

ですので、赤色と青色のように色が違っていても、

その赤色と青色の「輝度」が、「基準輝度」で設定した値より上で、
左下のプルダウンで「明るい部分を透過」に設定している場合、
その赤色と青色、両方が透過されます。

ぼかし

「ぼかし」という項目では、
透明と半透明の境界を調節する事が出来て、

「0」で透明と不透明が完全に分かれ、
最大値の「4096」で半透明だけになります。

暗い部分を透過 / 明るい部分を透過 / 明暗部分を透過 / 明暗部分を透過(ぼかしなし)

ルミナンスキーを「暗い部分を透過」に設定

「暗い部分を透過」に設定すると、
「基準輝度」で設定した値より小さい「輝度」の値となっている色を透過するようになります。

「明るい部分を透過」に設定すると、
「基準輝度」で設定した値より大きい「輝度」の値となっている色を透過するようになります。

「明暗部分を透過」に設定すると、
「基準輝度」で設定した値に近い「輝度」の値となっている色を透過するようになります。

「明暗部分を透過(ぼかし無し)」に設定すると、

「基準輝度」で設定した値に近い「輝度」の値となっている色を半透明な箇所が無いように透過するようになります。

※ 「明暗部分を透過(ぼかし無し)」は、
「明暗部分を透過」で「ぼかし」の値を「0」にした時と同じです。

ルミナンスキー / カラーキー / クロマキー の違い

ルミナンスキーとクロマキーの違い

オブジェクトの一部を透過するエフェクトには、
「クロマキー」と「カラーキー」もありますが、

「ルミナンスキー」エフェクトでは設定した「輝度」を基準として、

その「輝度」より上(もしくは下)の「輝度」となっている色を透過させていく事が出来ます。

ですので、このように、オブジェクトの映像が徐々に透明化していく、

または、透明な状態から徐々に現れてくる、
というような変化を付ける事が出来ます。

こうした変化を付けたい場合には、
「ルミナンスキー」エフェクトを使用しましょう。

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