【MMDの使い方】表情操作パネル

【MMDの使い方】表情操作パネル     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

MMDの表情操作パネルの説明

MMDの「表情操作パネル」では、
モデルの目やくち、
眉毛などの表情や、
洋服の色などを調節する事が出来ます。

表情操作パネルは「目」「リップ」「まゆ」「その他」の項目に分かれている

「表情操作パネル」は、
「目」・「リップ」・「まゆ」・「その他」という4つの項目に分かれています。

モデルの目の調節

表情操作パネルの「目」項目

「目」という項目では、
モデルの目の状態を調節する事が出来ます。

「目」項目のプルダウンをクリックする
モデルの「目」の種類を選択できる

「目」という項目のプルダウンメニューをクリックすると、
目の種類が表示されます。

「目」の種類を選択する

目の種類を選択した後、
フェーダーを右側にドラッグすると、
目の形状が、
選択した目の種類の状態に変化します。

「目」「リップ」「まゆ」「その他」で選択できる調節内容は異なっている
モデルによっては「目」や「リップ」などの項目が調節できない場合がある

※ 表情操作パネルの
「目」・「リップ」・
「まゆ」・「その他」で
調節できる種類 (“はぅ”や”ウィンク左”など) はモデルごとに異なり、

モデルによっては「目」・「リップ」などの項目が無い場合もあります。

フェーダーでは、
選択した目の種類の状態へ どれくらい変化させるかの調節が行えて、
変化量の値は数値として表示されます。

複数の目の種類を組み合わせる

複数の目の種類を組み合わせて調節する事も可能です。

「はぅ」の目の形状に少し変化させた

例えば、「はぅ」という目の種類を調節して、
モデルの目を少し変化させた後、

「ウィンク左」を選択する

プルダウンメニューで「ウィンク左」を選択して調節すると、

「はぅ」という目の調節状態と「ウィンク左」の調節状態が組み合わさった目の状態に変化します。

表情の調節データをキー登録する

「目」や「リップ」の調節データをキー登録する

「表情操作パネル」の「目」「リップ」「まゆ」「その他」の調節データは、

ボーンと同じく、
フレーム操作パネルにキーとして登録する事で、
プロジェクト内に調節データが保存されます。

プルダウンで「ウィンク左」を選択
「ウィンク左」を選択して「登録」をクリックする
「ウィンク左」の段にキー登録された

「ウィンク左」を選択している状態で、

「目」項目の右上にある「登録」ボタンをクリックすると、

フレーム操作パネルの「表情」のカテゴリーの中にある「ウィンク左」にキーが登録されます。

※ 目を調節した後に、
キー登録せずシークバーを移動したり、
再生ボタンを押して再生したりすると、

調節したデータが失われてしまうので、

「目」や「リップ」などを調節した後は、
忘れずにキー登録を行いましょう。

「はぅ」を選択して「登録」をクリックする
「はぅ」の段にキー登録された

キーの登録は、
選択している目の種類ごとに行う必要があるので、
「はぅ」の調節状態もキー登録したい場合には、

プルダウンメニューで「はぅ」を選択して「登録」ボタンをクリックしましょう。

表情のキー同士のフレーム間のモーションも自動的に補間される

表情のキーも前後のフレーム間は補間される

「目」・「リップ」・「まゆ」・「その他」に関してのキーも、
ボーンのキーと同じように、
前後のキーにおけるフレーム間の調節状態が自動的に補間されます。

0フレーム目で初期状態の目
「10フレーム」に「はぅ」と「ウィンク左」を調節したキー

例えば、「0フレーム」では初期状態の目で、

「10フレーム」に「はぅ」と「ウィンク左」を調節した目の状態をキー登録した場合、

「10フレーム」に登録した「はぅ」と「ウィンク左」のキーの目の状態になるように、
「0~10フレーム」にかけて
目が徐々に変化していきます。

「目」や「リップ」は補間曲線を調節できない

※ ただ、表情操作パネルに登録した「目」・「リップ」・「まゆ」・「その他」のキーは、

補間曲線操作パネルで補間曲線を調節する事は出来ません。

モデルの表情を調節する際の注意点

表情操作パネルの「目」などを調節する際に、
複数の項目を組み合わせて表情を作る場合には、

キー登録した調節状態をいったん初期状態に戻さないと、
複数の表情が混ざりすぎて、
表情が分かりづらくなってしまう
”、
という事に注意しましょう。

例えば、「15フレーム」にシークバーを移動させ、
「にやける」という目の種類を選択して調節しても、

「10フレーム」に登録してある「はぅ」と「ウィンク左」の状態が維持されたままになっているので、

「はぅ」と「ウィンク左」の調節状態に「にやける」の調節状態が組み合わさってしまい、
にやけているのか分からない表情になってしまいます。

「はぅ」を初期状態に戻したキー
「ウィンク左」を初期状態に戻したキー

ですので、もし、「15フレーム」でニヤけている表情にしたい場合には、

「15フレーム」にシークバーがある状態で、
「はぅ」と「ウィンク左」の調節状態を初期状態に戻してキー登録を行いましょう。

そうすると、「15フレーム」で「はぅ」と「ウィンク左」が初期状態に戻り、
15フレームで ニヤけている表情がハッキリ分かるようになります。

「にやける」の調節状態を15フレームにキー登録

ただ、「にやける」の目の調節状態を、
このまま「15フレーム」にキー登録すると、

「0~15フレーム」にかけて、
ニヤけている目の状態に変化するようになってしまいます。

「にやける」の初期状態のキーを10フレームに登録

ですので、「10フレーム」目では、
「にやける」が初期状態になるようにキーを登録します。

そうすると、「0~10フレーム」までは「にやける」の目の状態へは変化せず、

「10~15フレーム」にかけて「にやける」の目の状態へ変化していくようになります。

モデルに表情の変化を付けていく際に、
これらの作業を忘れてしまうと、
複数の「目」の種類が入り組んで変化するようなってしまい、
可笑しな表情になってしまう事が結構あるので注意しましょう。

リップ / まゆ / その他 の 調節方法とキー登録

「リップ」「まゆ」「その他」も同じ方法で調節できる

「リップ」・「まゆ」・「その他」という項目においても、
「目」と同じ方法で調節したり、
キー登録したり出来ます。

「リップ」では、
モデルの「くち」の状態を調節する事が出来ます。

「まゆ」では、
モデルの「眉毛」の状態を調節する事が出来ます。

「その他」では、
洋服の色 や 髪の毛の色、
肌の色、顔の輪郭、
といった様々な調節が行えます。

服や髪、肌の色では、
「マゼンタ」(赤)・「シアン」(青)・「イエロー」(黄色) などの色を組み合わせて調節する事で、
様々な色に調節出来ます。

「リップ」「まゆ」「その他」も同じ方法でキー登録できる

また、「リップ」「まゆ」「その他」項目の右上にある「登録」ボタンをクリックすればキー登録が行えます。

ステージを読み込んだ時の表情操作パネルの使い方

ステージの「目」「リップ」などの調節

MMDに読み込んている3Dファイルが、
モデルではなく、
ステージの場合には、

表情操作パネルの「目」・「リップ」・「まゆ」・「その他」で、
ステージの景色や、
太陽の傾き具合などを調節する事が出来ます。

※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。

それでは以上で、” MMDの表情操作パネルの使い方 ” についての解説は
終了となります。

お疲れ様でした!! m(^ ^)m

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