【MMDの使い方】補間曲線操作パネルの「自動設定」 (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「補間曲線操作パネル」の「自動設定」というチェック項目にチェックを入れた状態でキー登録すると、
登録したキーの「補間曲線」が自動的に調節されるようになります。
例えば、「センター」ボーンを下へ移動させた後、
「自動設定」にチェックを入れてキー登録すると、
登録したキーにおける「Y移動」の「補間曲線」が、
自動的に「S字」に調節されます。
※ 「補間曲線」を「S字」にすると、
人間の自然な動きに近くなるという事もあり、
「自動設定」による「補間曲線」の自動調節では、
登録したキーのフレーム間隔を考慮して、
自然な「S字」の「補間曲線」になるように自動調節されます。
※ ただ、「自動設定」にチェックを入れてキー登録した際、
補間曲線が「S字」になるように調節されるのは、
「センター」ボーンと「IK」ボーンだけで、
他のボーン(上半身や腕、指など)の場合、
「自動設定」にチェックを入れてキー登録しても、
補間曲線は直線のままキー登録されます。
「自動設定」にチェックを入れてキーとキーの間にキー登録
「自動設定」にチェックを入れた状態で、
既に「補間曲線」を調節してあるキーと、
その前のキーの間にキーを登録すると、
キーとキーの間に新しく登録したキーだけでなく、
既に補間曲線が調節されていた ”後ろのキーの「補間曲線」” も自動的に調節されます。
※ 自動調節される補間曲線の形状は、
キーとキーの間に新しく登録したキーと、
後ろのキーの補間曲線を繋げた状態で見て「S字」になるように調節されます。
「自動設定」にチェックを入れてキーを削除
また、キーとキーの間に登録されていて、
なおかつ、補間曲線が調節してあるキーを「自動設定」にチェックを入れた状態で削除すると、
後ろのキーの補間曲線が自動的に調節されます。
「自動設定」にチェックを入れて補間曲線を自動調節する事についての注意点
このように、「自動設定」にチェックを入れてキー登録したり、
キーの削除を行う事で、
「センター」と「IK」のボーンにおける「登録したキー」や、
「削除したキー」の「後ろにあるキー」の補間曲線が、自動的に調節されます。
ただ、モデルにモーションを付ける際には、
キーの登録と削除を繰り返し行う事が多く、
「自動設定」にチェックを入れた状態でキーの登録と削除を繰り返し行うと、
「センター」と「IK」のキーの補間曲線が どんどん変化して、
各キーが どういった補間曲線になっているのかが把握できなくなりますし、
動作に緩急を付けたくない部分のモーションにおいても、
自動的に補間曲線が調節されてしまったりして、
調節作業が無駄に複雑になってしまいます。
ですので、基本的に、「自動設定」のチェックは外しておいて、
緩急を付けたいモーションのキーに対してだけ、
補間曲線の調節を手作業で行うようにした方が良いと思います。
それでは以上で、 ”補間曲線操作パネルの「自動設定」” の解説は終了となります。
お疲れ様でした!! m(^ ^)m
※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。