【MMDの使い方】重力の設定

【MMDの使い方】重力の設定     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

MMDでは、物理演算処理が施される 髪の毛スカート といった箇所に対しての「重力の設定」を行う事が出来ます。

重力の設定を行う事によって、
髪の毛やスカートなどが浮いている状態にしたり、
横になびいている状態にしたりする事が出来ます。

重力設定画面の表示

物理演算項目の「重力の設定」をクリックする
重力設定画面が表示された

「物理演算」処理が施される箇所に対しての重力の設定は、
メニューバーの「物理演算」項目にある「重力設定」をクリックして表示される「重力設定」画面から行えます。

「加速度」項目の設定

「加速度」項目のデフォルト値は「9.80」

「重力設定」画面の「加速度」という項目では、
髪の毛やスカートなどが重力によって動く際の 動きの加速度合い を調節する事が出来ます。

「加速度」のデフォルトの値は「9.80」となっており、
「加速度」の値を「9.80」に設定すれば、
地球上の標準重力加速度と同じになります。

「加速度」の値を大きくすると、
重力による物質の加速度が上がるので、
物理演算が施される箇所が重たい感じになって、
髪の毛やスカートなどの動きが早くなります。

「加速度」の値を「1」に変更してキー登録した

「加速度」の値を小さくすると、
重力による物質の加速度が下るので、
「物理演算」が施される箇所が軽い感じになって、
髪の毛やスカートなどの動きが遅く緩やかになります。

「ノイズ付加」項目の設定

「ノイズ付加」という項目にチェックを入れると、
物理演算処理にノイズを付加するようになり、
重力による髪の毛やスカートなどの揺れ方が、
よりランダムな感じになります。

※ 「ノイズ付加」にチェックを入れると、
髪の毛やスカートの揺れ方がランダムになるので、
風が吹いている時のような揺れ方になります。

また、「ノイズ付加」にチェックを入れると、
右側の入力欄に値を入力する事が出来るようになり、
値を大きくするとノイズの付加量が上がり、
よりランダムに揺れるようになります。

「向き」項目の設定

「向き」項目では重力がかかる方向を設定できる

「向き」という項目では、
3D空間内の「X」・「Y」・「Z」軸方向に重力の向きを調節する事が出来ます。

「X」のフェーダーを動かして、
値を「+」に変化させるとX軸の「+」 方向へ重力がかかり、
値を「-」に変化させるとX軸の「-」方向へ重力がかかるようになります。

「Y」のフェーダーを動かして、
値を「+」に変化させるとY軸の「+」 方向へ重力がかかり、
値を「-」に変化させるとY軸の「-」方向へ重力がかかるようになります。

「Z」のフェーダーを動かして、
値を「+」に変化させるとZ軸の「+」 方向へ重力がかかり、
値を「-」に変化させるとZ軸の「-」方向へ重力がかかるようになります。

「X」「Y」「Z」の初期値

※ 「向き」の値は、
初期状態では「X」が「0」、
「Y」が「-1.0」、
「Z」が「0」となっています。

重力設定後のキー登録

「重力設定」画面の「登録」ボタンをクリックする

「重力設定」画面で変更した重力に関する設定は、

「重力設定」画面の左下にある「登録」ボタンをクリックする事で、
フレーム操作パネルの「重力」の名称の段の シークバーがあるフレーム位置にキーとして登録されます。

※ 「重力設定」画面の「登録」ボタンを押さずに、
「重力設定」画面を閉じてしまうと、
調節した重力の設定がプロジェクト内で保持されないので、
キー登録を忘れないように注意してください。

前後のキーのフレーム間における重力の設定状態は補間される

また、重力の設定に関するキーも、
ボーンのキーと同じように、
前後のキーにおける設定状態が自動的に補間されるようになっていますので、

その点も考慮して、
キー登録するフレーム位置を考えましょう。

それでは以上で、”重力の設定”の解説は終了となります。

お疲れ様でした!! m(^ ^)m

※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。

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