【 AviUtl の 使い方 】 カメラ効果 (カメラ制御のエフェクト) (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
カメラ制御オブジェクトの設定ダイアログの右上にあるエフェクト追加ボタンをクリックして、
「カメラ効果」をクリックすると、
「カメラ効果」エフェクトが追加できます。
「カメラ効果」エフェクトは、
カメラ制御オブジェクト専用のエフェクトで、
カメラ制御オブジェクトのカメラに手ぶれ感を付け足したり、
カメラの視点を中心に水平回転させたり出来るエフェクトです。
「カメラ効果」エフェクトの左下にあるプルダウンをクリックすると、
エフェクトの種類が選択できます。
手ぶれ
「カメラ効果」エフェクトのプルダウンをクリックして、
「手ぶれ」を選択すると、
カメラに手ぶれ感を付け足すことが出来ます。
振幅
「振幅」という項目では、
手ぶれの振れ幅が調節できます。
「振幅」の値を大きくすると、
手ぶれの振れ幅が大きくなります。
「振幅」の値を「80」くらいに大きくすると、
船で撮影しているくらいの振れ幅になります。
※ また、「振幅」で設定した値を上限として、
振れの大きさがランダムで増減します。
角度
「角度」という項目では、
手ぶれにおけるカメラの傾き度合いが設定できます。
「角度」の値を大きくすると、
カメラの傾きが大きい手ぶれになります。
※ また、「角度」で設定した値を上限として、
傾きの大きさがランダムで増減します。
「角度」の値を「15」くらいに大きくすると、
大嵐の中、船に乗っているくらいの傾き方になります。
間隔
「間隔」という項目では、
手ぶれにおける振動の細かさが設定できます。
「間隔」の値を小さくすると、
手ぶれの振動が細かくなります。
※ また、「間隔」で設定した値を上限として、
振動の細かさがランダムで変化します。
「間隔」の値を「1」くらいに小さくすると、
もはや手ぶれではなく、
オブジェクトが荒ぶっている感じになります。
「静まれ!静まりたまえ!さぞかし名のある山の主と見受けたが、何故そのように荒ぶるのか!?」
目標中心回転
「カメラ効果」エフェクトのプルダウンをクリックして、
「目標中心回転」を選択すると、
カメラの視点を中心として、
水平回転させたり、
垂直回転させたりする事が出来ます。
水平回転
「水平回転」という項目では、
カメラの視点を中心として、
カメラを水平回転させる事が出来ます。
「水平回転」の値を「90」にすると、
カメラの視点を中心として、
3D空間を水平回転で、
反時計回りに「90」度回転します。
「水平回転」の値を「-90」にすると、
カメラの視点を中心として、
3D空間を水平回転で、
時計回りに「90」度回転します。
垂直回転
「垂直回転」という項目では、
カメラの視点を中心として、
カメラを垂直回転させる事が出来ます。
「垂直回転」の値を「90」にすると、
カメラの視点を中心として、
3D空間を垂直回転で、
時計回りに「90」度回転します。
「垂直回転」の値を「-90」にすると、
カメラの視点を中心として、
3D空間を垂直回転で反時計回りに「90」度回転します。
目標サイズ固定視野角
「カメラ効果」エフェクトのプルダウンをクリックして、
「目標サイズ固定視野角」を選択すると、
視点の座標位置からの カメラの距離感はそのままで、
視野の広さだけを調節する事が出来ます。
カメラ制御の「視野角」という項目では、
カメラの視野の広さが調節できますが、
「視野角」で視野の広さを調節した場合、
視野を広げたり狭めたりするのに合わせて、
カメラの視点にしている座標位置 から カメラの距離が近づいたり遠のいたりします。
それに対して、「目標サイズ固定視野角」の「増減値」という項目では、
視野の広さだけを調節する事が出来るので、
「増減値」の値をプラス方向に大きくしていくと、
視点からの距離はそのままで、視野だけが広くなっていき、
「増減値」の値をマイナス方向に大きくしていくと、
視点からの距離はそのままで、視野だけが狭くなっていきます。
※ 「増減値」の値をマイナス方向に大きくしていくと、
奥行きが少なく、
立体感を感じづらい3D映像になります。
※ また、「増減値」の値をマイナス方向に大きくしていくと、
カメラ制御のグリッド線が表示されないようになります。