【 AviUtl の 使い方 】 グリッド(BPM) / グリッド(XY軸) / グリッド(カメラ制御) の 表示と設定

【 AviUtl の 使い方 】 グリッド(BPM) / グリッド(XY軸) / グリッド(カメラ制御) の 表示と設定     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

タイムライン上で右クリック

タイムライン上で右クリックして表示されるダイアログ画面の、

グリッド線を表示する項目
  • グリッド (BPM) の 表示
  • グリッド (XY軸) の 表示
  • グリッド (カメラ制御) の 表示

という項目では、
グリッド線の表示・非表示の設定が行えます。

グリッドとは

※ 「グリッド線」というのは、
位置などが分かりやすいようにマス目状に区切る線の事です。

グリッド(BPM) の 表示

「グリッド(BPM)の表示」をクリック

「グリッド(BPM)の表示」をクリックしてチェックを入れた状態にすると、

タイムラインにBPMのグリッド線が表示される

タイムラインにBPMのグリッド線が表示されます。

※ 「BPM」というのは、
「Beats Per Minutes」の略で、
”1分間当たりの拍数 ” を表す音楽用語です。

初期状態だとBPM100・4/4拍子

初期状態だと、
「BPM100」・「4/4拍子」で
グリッド線が表示されます。

グリッド(BPM) の 表示間隔 の 設定 (テンポ/拍子)

「グリッドの設定」をクリック

BPMのグリッド線の表示間隔を
変更したい場合には、

タイムライン上で右クリックして、
「グリッドの設定」をクリックした後、

「テンポ」と「拍子」の値を変更

「グリッドの設定」画面の「グリッド(BPM)の表示」という箇所の「テンポ」と「拍子」の値を変更しましょう。

「テンポ」の値を設定

「テンポ」は「BPM」の事ですので、
「テンポ」の箇所で「BPM」の値が設定できます。

「テンポ」の値を「120」に設定した場合、
「BPM120」の間隔で縦線が表示されます。

「拍子」の値を設定

「拍子」の値を「3」に設定した場合、
「3/4拍子」で小節線が表示されます。

「基準フレーム番号」の値を設定

※ また、「基準フレーム番号」という項目の値を「2」にした場合、

プロジェクトの先頭フレーム位置から数えて2フレーム目の位置から小節線が始まるようになります。

曲の拍に合わせて映像を作りたい時などに、
BPMのグリッド線を表示させると編集が行いやすいと思います。

グリッド(XY軸) の 表示

「グリッド(XY軸)の表示」をクリック

「グリッド(XY軸)の表示」をクリックしてチェックを入れた状態にすると、

メインウィンドウにXY軸のグリッド線が表示

メインウィンドウ画面にXY軸のグリッド線が表示されます。

初期状態だと、
「50px」間隔でグリッド線が表示されます。

グリッド(XY軸) の 表示間隔 の 設定

「グリッドの設定」をクリック

XY軸のグリッド線の表示間隔を
変更したい場合には、

タイムライン上で右クリックして、
「グリッドの設定」をクリックした後、

「グリッド(XY軸)の表示間隔」という箇所の 「横幅」・「縦幅」を調節する

「グリッドの設定」画面の
「グリッド(XY軸)の表示間隔」という箇所の「横幅」・「縦幅」の値を変更しましょう。

「横幅」は横の間隔、
「縦幅」は縦の間隔が設定出来て、
値はピクセル単位になっています。

「横幅」と「縦幅」の値を設定

「横幅」の値を「100」にした場合、
横の間隔が「100px」間隔になり、

「縦幅」の値を「200」にした場合、
縦の間隔が「200px」間隔になります。

「横幅」にだけ値を入力

※ また、「横幅」にだけ値を入力した場合、
自動的に、「横幅」の値が「縦幅」の値にも適用されますが、

「縦幅」にだけ値を入力

※ 「縦幅」にだけ値を入力した場合、
「横幅」の値は自動的に「0」になり、
縦に区切る線が表示されなくなります。

図形などを均等間隔で配置する映像などを作る際に、
XY軸のグリッド線を表示させると、
編集が行いやすいと思います。

動画ファイルへ出力する時のグリッド線
「現在のフレームの出力イメージを クリップボードにコピー」をクリック
グリッド線も画像に含まれる

※ また、XY軸のグリッド線は、
動画ファイルへ出力する際には、
グリッド線が非表示の映像として出力されますが、

「現在のフレームの出力イメージをクリップボードにコピー」をクリックして、
画像編集ソフトに貼り付けを行った際には、

XY軸のグリッド線も含めた画像として張り付けられます。

グリッド(カメラ制御) の 表示

「グリッド(カメラ制御)の表示」をクリック

「グリッド(カメラ制御)の表示」にチェックを入れると、

カメラ制御のグリッド線

「カメラ制御」オブジェクトを使用した際に、
Y軸の「0」地点に敷かれているような状態でグリッド線が表示されます。

※ 「カメラ制御・オブジェクト」というのは、
「オブジェクトを操作するタイプのオブジェクト」の1つで、
動画や画像などのオブジェクトの映像を、
カメラで、「3D」(立体) 空間を撮影しているような映像にすることが出来るオブジェクトです。

200px間隔で20本のグリッド線

初期状態だと、
「200px」間隔で 20マスぶん、
グリッド線が表示されます。

グリッド(カメラ制御) の 表示間隔 と 線の本数 の 設定

「グリッド(カメラ制御)の表示間隔」の「幅」と「数量」を設定

カメラ制御のグリッド線の表示間隔を変更したい場合には、

「グリッドの設定」画面を表示させて、
「グリッド(カメラ制御)の表示間隔」という箇所の「幅」・「数量」の値を変更しましょう。

「幅」と「数量」の設定

「幅」はグリッド線の縦横の幅をピクセル単位で設定出来て、

「数量」では、
グリッド線の数を設定できます。

「数量」の数

「数量」で設定するグリッド線の数は、
3D空間のゼロ地点から、
奥側にいくつか、
手前側にいくつか、
というように設定するので、

「数量」の値を「12」に設定

「数量」の値を「12」にした場合、
中心から奥側に12本、
手前側に12本の線、
というように、
縦横に24本のグリッド線が表示されます。

カメラ制御のグリッド線
「現在のフレームの出力イメージを クリップボードにコピー」をクリック
カメラ制御のグリッド線も含めた画像になる

※ また、カメラ制御のグリッド線も、
XY軸のグリッド線と同じく、

動画ファイルへ出力する際には、
グリッド線が非表示の映像として出力されますが、

「現在のフレームの出力イメージをクリップボードにコピー」をクリックして、
画像編集ソフトに貼り付けを行った際には、

カメラ制御のグリッド線も含めた画像として張り付けられます。

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