【 AviUtl の 使い方 】 雨 (カスタムオブジェクト)

【 AviUtl の 使い方 】 雨 (カスタムオブジェクト)     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

カスタムオブジェクトの雨の映像

「カスタムオブジェクト」の設定ダイアログ左下にあるプルダウンをクリックして、

「雨」を選択すると、
雨が降ってくる映像が作れます。

雨の「拡大率」や「透明度」
雨の「回転」を調節する

「雨」の「XYZ」「拡大率」「透明度」は、
他のオブジェクトと同じ内容になっていますが、

「回転」の値を調節すると、
雨 1つ1つが回転します。

雨の映像は平面的な映像

また、雨の映像は、
立体的な奥行きがあって、
3Dのような映像に見えますが、

遠近法を使って立体感を出している平面的な映像となっています。

ですので、「拡張描画」や「カメラ制御」などを使って3D映像を作る際に、
「雨」を使う場合には、
その点を考慮して使いましょう。

雨の映像を拡張描画に設定
雨の映像を拡張描画で調節する

※ また、拡張描画の「X軸回転」「Y軸回転」「Z軸回転」では、
雨 1つ1つを回転させる調節の仕方になります。

雨の調節 (個数 / 速度 / 方向 / 拡散)

個数

雨の数を調節する

「個数」という項目では、
雨の数が設定できます。

※ ただ、雨の数を増やすと、
AviUtlの処理が少し重くなります。

速度

雨の「速度」を調節する

「速度」という項目では、
雨の速さを調節できます。

雨の速度をプラス方向に大きくする

「速度」の値をプラス方向に大きくするほど、
雨が落下する速度が速くなります。

速度の値をマイナス方向に大きくする

「速度」の値をマイナス方向に大きくするほど、
雨が浮上する速度が早くなります。

雨の速度が遅いと短い
雨の速度が速いと長い

また、雨の速度が遅いと、
雨の長さが縮み、

速度が速いと、
雨の長さが伸びます。

方向

雨の降る方向を設定

「方向」という項目では、
雨が移動する方向を「-100~100」の範囲で設定できます。

「方向」の値をプラスに大きくする

「方向」の値をプラス方向に大きくすると、
左から右へ移動していくようになり、
雨の向きが右方向に少し傾きます。

「方向」の値をマイナス方向に大きくする

「方向」の値をマイナス方向に大きくすると、
右から左へ移動していくようになり、
雨の向きが左方向に少し傾きます。

「速度」の値がマイナスに設定している場合の「方向」
速度の値をマイナスに設定している時の方向

ただ、「速度」の値をマイナスに設定している場合には、

「速度」をマイナス、「方向」をプラス
「速度」をマイナス、「方向」をマイナス

「方向」の値をプラス方向に大きくすると、
右から左に移動していき、

「方向」の値をマイナス方向に大きくするほど、
左から右へ移動していきます。

横殴りの雨
「回転を調節して横殴りの雨にする
速度を調節して横殴りの雨にする

横殴りの雨のようにしたい場合には、

「回転」で雨の向きを移動方向側へ傾け、

「速度」の値を大きくして速度を上げましょう。

拡散

雨が降る範囲を設定する

「拡散」という項目では、
雨の密度が「1~100」の範囲で設定できます。

「拡散」の値を大きくする

「拡散」の値を大きくするほど、
雨が降る映像の範囲が広がり、雨が拡散している映像になります。

「拡散」の値を小さくした
雨の範囲を狭める

また、「拡散」の値を小さくして、
雨が降る映像の範囲を狭めて、

「個数」の値を大きくして雨の数を増やすと、
雨が1か所に集中して降っている映像になります。

雨の設定 (長さ / 色 / 奥行き / 単一オブジェクト化)

設定ボタンをクリックする

設定ダイアログ左下の「設定」ボタンをクリックすると、
雨の細かい設定が行えます。

長さ

雨の長さを調節する

「長さ」という項目では、
雨の長さが設定できます。

雨の長さを伸ばすと範囲も伸びる

※ また、雨を長くすると、
雨の映像の縦の範囲も長くなります。

雨の色を設定する

「色」という項目では、
雨の色が設定できます。

雨の色の変更方法

※ 雨の色は、
設定ダイアログの「色」ボタンから変更する事も出来ます。

奥行き

雨の映像の奥行きを設定

「奥行き」という項目では、
雨の映像の遠近感が調節できます。

「奥行き」の値を大きくする

「奥行き」の値が大きいほど、
雨が奥の方まで降っているような映像になります。

奥行きを出すと雨の量が減った感じになる

※ ただ、雨の映像は、
平面的な映像ですので、
3D空間の奥側に雨が配置される訳ではなく、
遠近法を使って疑似的に奥行き感を強くするだけになります。

そのため、奥側にある雨の表示が縮小され、
雨が少なくなったような見た目になります。

単一オブジェクト化

「単一オブジェクト化」にチェックを入れる

「単一オブジェクト化」というチェック項目にチェックを入れると、

雨の映像全体が、
1枚の映像として扱われるようになります。

「単一オブジェクト化」にチェックを入れて雨の映像を回転させる

「単一オブジェクト化」にチェックを入れた状態で、
「回転」を調節して、
雨の映像を回転させると、
雨の映像全体が 1枚の映像として回転するようになります。

「単一オブジェクト化」にチェックを入れた時のアスペクト比

※ また、「単一オブジェクト化」にチェックを入れると、
雨の映像が、
メインウィンドウ画面のアスペクト比に自動調節されます。

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