【 AviUtl の 使い方 】 雪 (カスタムオブジェクト) (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「カスタムオブジェクト」の設定ダイアログ左下にあるプルダウンをクリックして、
「雪」を選択すると、
雪が降ってくる映像が作れます。
「雪」の「XYZ」と「透明度」は、
他のオブジェクトと同じ内容になっていますが、
「拡大率」では、雪の映像にズームしていくように拡大縮小するようになっていて、
「回転」の値を調節すると、
雪 1つ1つが回転します。
また、雪の映像は、
立体的な奥行きがあって、
3Dのような映像に見えますが、
遠近法を使って立体感を出している平面的な映像となっています。
ですので、「拡張描画」や「カメラ制御」などを使って3D映像を作る際に、
「雪」を使う場合には、
その点を考慮して使いましょう。
※ また、拡張描画の「X軸回転」「Y軸回転」「Z軸回転」では、
雪1つ1つを回転させる調節の仕方になります。
雪の調節 (個数 / 速度 / 方向 / 揺らぎ幅)
個数
「個数」という項目では、
雪の数が設定できます。
※ ただ、雪の数を増やすと、
AviUtlの処理が少し重くなります。
速度
「速度」という項目では、
雪の速さを調節できます。
「速度」の値をプラス方向に大きくするほど、
雪が落下する速度が速くなります。
「速度」の値をマイナス方向に大きくするほど、
雪が浮上する速度が早くなります。
「速度」の値を「0」にすると、
雪が落下も浮上もしない状態になります。
方向
「方向」という項目では、
雪が移動する方向を「-50~50」の範囲で設定できます。
「方向」の値をプラス方向に大きくすると、
左から右に移動していくようになります。
「方向」の値をマイナス方向に大きくするほど、
右から左へ移動していくようになります。
「速度」の値をマイナスに設定している場合の「方向」
ただ、「速度」の値をマイナスに設定している場合には、
「方向」の値をプラス方向に大きくすると、
右から左に移動していき、
「方向」の値をマイナス方向に大きくするほど、
左から右へ移動していきます。
ゆらぎ幅
「ゆらぎ幅」という項目では、
雪の揺らぎ幅が設定できます。
「揺らぎ幅」の値を大きくするほど、
雪が揺らぐ幅が広くなります。
「揺らぎ幅」の値を小さくするほど、
雪が揺らぐ幅が狭まります。
雪の設定 (サイズ / 色 / 形 / 奥行き / 単一オブジェクト化)
設定ダイアログ左下の「設定」ボタンをクリックすると、
雪の細かい設定が行えます。
サイズ
「サイズ」という項目では、
雪の大きさが設定できます。
色
「色」という項目では、
雪の色が設定できます。
※ 雪の色は、
設定ダイアログの「色」ボタンから変更する事も出来ます。
形状名
「図形名」という項目では、
雪の形状が設定できます。
ゆらぎ速度
「ゆらぎ速度」という項目では、
雪が揺らぐ速度が設定できます。
「ゆらぎ速度」の値が大きいほど、
雪の揺らぎが速くなり、
反復運動している感じになります。
奥行き
「奥行き」という項目では、
雪の映像の遠近感が調節できます。
「奥行き」の値が大きいほど、
雪が奥の方まで降っているような映像になります。
※ ただ、雪の映像は、
平面的な映像ですので、
3D空間の奥側に雪が配置される訳ではなく、
遠近法を使って疑似的に奥行き感を強くするだけになります。
そのため、奥側にある雪の表示が縮小され、
雪が少なくなったような見た目になります。
単一オブジェクト化
「単一オブジェクト化」というチェック項目にチェックを入れると、
雪の映像全体が、
1枚の映像として扱われるようになります。
「拡大率」を調節すると、
雪の映像全体が拡大縮小します。
「拡張描画」の「X軸回転」などで立体的に回転させると、
雪の映像全体が1枚の映像として回転するようになります。
※ また、雪の映像が、
メインウィンドウ画面のアスペクト比に自動調節されます。