【 AviUtl の 使い方 】 雲 (カスタムオブジェクト)

【 AviUtl の 使い方 】 雲 (カスタムオブジェクト)     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

カスタムオブジェクトの雲

「カスタムオブジェクト」の設定ダイアログ左下にあるプルダウンをクリックして、

「雲」を選択すると、
雲が流れていく映像が作れます。

雲の「XYZ」と「透明度」
雲の「拡大率」と「回転」の調節

「雲」の「XYZ」や「透明度」は、
他のオブジェクトと同じ内容になっていますが、

「拡大率」は無効となっていて、
「回転」の値を調節すると、大回りする様に回転します。

雲の映像に「拡大率」エフェクトを使う

※ 雲の映像は、
エフェクトの「基本効果」の中の「拡大率」エフェクトを使っても拡大縮小する事が出来ません。

雲の映像は平面の映像

また、雲の映像は、
立体的な奥行きがあって、
3Dのような映像に見えますが、

遠近法を使って立体感を出している平面的な映像となっています。

ですので、「拡張描画」や「カメラ制御」などを使って3D映像を作る際に、
「雲」を使う場合には、
その点を考慮して使いましょう。

雲の映像はY軸の「-810」の位置

※ 雲の映像は、
デフォルトでY軸の「-810」の位置に敷かれている状態になっています。

雲の調節 (速度 / 方向 / 濃さ / 傾き)

速度

雲の「速度」を調節

「速度」という項目では、
雲が流れていく速度が設定出来ます。

速度の値を大きくした

「速度」の値を大きくすると、雲の流れが速くなり、

速度の値を小さくする

「速度」の値を小さくすると、雲の流れが遅くなります。

「速度」の値を「0」に設定

「速度」の値を「0」にすると、
雲が流れず留まっている映像になります。

方向

雲の「方向」を調節

「方向」という項目では、
雲が流れていく方向を角度で設定する事が出来ます。

雲の「方向」を「90」に設定

「方向」の値を「90」にすると、
雲が右方向へ流れていくようになります。

雲の「方向」を「-90」に設定

「方向」の値を「-90」にすると、
雲が左方向へ流れていくようになります。

雲の「方向」を「180」に設定

「方向」の値を「180」、
または「-180」にすると、
雲が後ろ方向へ流れていくようになります。

濃さ

雲の「濃さ」を調節

「濃さ」という項目では、
雲の濃さが設定できます。

雲の「濃さ」の値を大きくする

「濃さ」の値を大きくすると、
雲が濃ゆく表示される事で、
雲の量が増えた感じになり

雲の「濃さ」の値を小さくする

「濃さ」の値を小さくすると、
雲が薄く表示される事で、
雲の量が減った感じになります。

傾き

雲の「傾き」を調節する

「傾き」という項目では、
X軸を回転の軸として、
雲の映像を90度まで回転させる事が出来ます。

雲の設定 (色 / 空気接近 / 形状 / 変化速度 / 解像度 / 位置補正)

設定ボタンをクリックする

設定ダイアログ左下の「設定」ボタンをクリックすると、
雲の細かい設定が行えます。

雲の色

雲の色を変更する

「色」という項目では、
雲の色が設定できます。

雲の色の変更方法

※ 雲の色は、
設定ダイアログの「色」ボタンでも変更できます。

空気接近 (雲の境界部分のボカし度合い)

雲の「空気接近」という項目を設定

「空気接近」という項目では、
雲の映像 の 境界部分 のボカし度合いが設定できます。

「空気接近」の値を大きくする

「空気接近」の値を大きくすると、
雲の映像の境界部分における透明度が増して、
雲が薄い感じになります。

「空気接近」の値を小さくする

「空気接近」の値を小さくすると、
雲の映像の境界部分における
透明度が減少して、
雲が濃い感じになります。

形状 (雲の細かさ)

雲の「形状」を設定

「形状」という項目では、
雲の細かさが設定出来ます。

「形状」の値を大きくする

「形状」の値を大きくするほど、
細かい雲の映像になります。

変化速度 (雲の形が変化する速度)

雲の「変化速度」を設定

「変化速度」という項目では、
雲の形状が変化する速度が設定出来ます。

「変化速度」の値を「1」に設定
「変化速度」を「10」に設定

「変化速度」の値を大きくするほど、
雲の形状が変化する速度が速くなります。

解像度

雲の「解像度」を設定

「解像度」という項目では、
雲の解像度が「0~100」の範囲で設定出来ます。

「解像度」の値を「50」に設定

「解像度」の値を大きくするほど、
雲が高解像度で表示され、
雲の範囲も少し広がります。

「解像度」を「80」に設定

※ ただ、「解像度」の値を「50」以上にすると、
雲の映像の見た目が変わってきますし、
AviUtlの処理が少し重くなってしまうので、

「解像度」の値は「30~50」くらいの範囲で設定すると良いと思います。

位置補正 (雲の映像を撮るカメラの向き)

雲の「位置補正」を設定

「位置補正」という項目では、雲の映像を撮っているカメラの向きを、
上向きにした時のように変化させる事が出来ます。

「位置補正」の値を「45」に設定
「位置補正」を「65」に設定

「位置補正」の値を大きくするほど、
カメラを上向きにして撮ったような雲の映像になります。

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