Domino (ドミノ) の 使い方 ~ オニオンスキン機能 ~ (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「Domino」の「オニオンスキン」という機能では、あるトラックに打ち込んでいるノートを
別のトラックにも表示させる事が出来ます。
Dominoのトラックを複数使って、伴奏パートとメロディーパートの両方を作る際などには「オニオンスキン」機能を使うと作業が楽になります。
例えば、通常トラックのトラック1に対して、このような、伴奏になるようにノートを打ち込んだとします。
この伴奏に対してメロディーを付ける際、
そのまま、同じトラックでメロディー用のノートを打ち込んでいっても良いのですが、
付けたいメロディーの音の高さが、伴奏用のノートの高さと同じ場合、
ノートが重なってしまって打ち込めません。
ですので、他の通常トラックに
メロディー用のノートを打ち込む必要があります。
そして、別のトラックにメロディー用のノートを打ち込む際に、
メロディー用のトラックに伴奏用のノートが表示されていれば、その伴奏に合うメロディーが考えやすくなります。
こうした時に使用すると便利なのが「オニオンスキン」機能です。
※ 通常トラック2に、既にメロディーのノートを打ち込んでいますが、メロディーを付ける際には、「オニオンスキン」機能を使い、
先ほどの、通常トラック1に打ち込まれていた伴奏のノートを表示させて、伴奏に合うようにメロディーのノートを打ち込みました。
※ ちなみに、こんなメロディーです
オニオンスキン機能の使い方
「オニオンスキン」機能は、
エディットツールバーの
玉ねぎマークのボタンをクリックする事で機能を「ON」に出来ます。
※ 「オニオンスキン」機能は、トラックごとに機能の「ON」・「OFF」を設定する必要があります。
どのトラックのノートを表示するかの設定方法
「オニオンスキン」機能では、
今選択しているトラックの「オニオンスキン」機能で、
どのトラックのノートを表示するかを、
・前のトラック
・次のトラック
・指定したトラック
・同じ色のトラック
の4パターンで選択できます。
”ピアノロールに前のトラックを表示” を選択すると、
今選択しているトラックの
「1つ前のトラックに打ち込まれているノート」
が表示されます。
”ピアノロールに次のトラックを表示” を選択すると、
今選択しているトラックの
「1つ後ろのトラックに
打ち込まれているノート」
が表示されます。
※ もし、1つ次(もしくは1つ前)のトラックにノートが打ち込まれていない場合、何も表示されません。
”ピアノロールに指定のトラックを表示” を選択すると、
「トラック参照」画面が表示されて、
「トラック参照」画面で選択したトラックのノートが今選択しているトラックに表示されます。
※ また、キーボードの「Ctrl」キーを押しながら、
「トラック参照画面」のトラックをクリックすると、
トラックを複数指定する事が出来ます。
”ピアノロールに同じ色のトラックを表示” を選択すると、
「オニオンスキンの色」で同じ色に設定してあるトラックのノートが、
今選択しているトラックに表示されます。
※ 「オニオンスキンの色」は、
各トラック上で右クリックして表示される「オニオンスキンの色」で設定できます。
通常トラック1と通常トラック2の「オニオンスキンの色」を両方とも「黄」に設定して、
通常トラック2の「オニオンスキン」機能で ”同じ色のトラックを表示” を選択すれば、
通常トラック2の画面に、
「オニオンスキンの色」を同じ色に設定している通常トラック1のノートが表示されます。
また、通常トラック3の「オニオンスキンの色」も「黄」に設定して、
通常トラック3にもノートを打ち込んだ場合、
通常トラック2の画面に、
「オニオンスキンの色」を同じ色に設定している通常トラック1と通常トラック3のノートが表示されます。
このように、「オニオンスキン」機能では、あるトラックに打ち込んでいるノートを別のトラックに表示させる事が出来ます。
※ また、「オニオンスキン」機能は、トラックごとに機能をONにして設定を行う必要があるので、
通常トラック1に、通常トラック2のノートを表示させたい場合には、
通常トラック1の「オニオンスキン」機能を「ON」にして、
通常トラック1のオニオンスキン機能で「次のトラックを表示」を選択します。
※ ただ、ノートの表示は、
次のトラックのノートが奥側に表示されるので、
ノートが重なる箇所では、こんな感じで、次のトラックに打ち込まれているノートが見えない状態になってしまいますので、
その点も考慮して「オニオンスキン」機能を使用しましょう。
※ ちなみに、DAWソフトとDominoを連携して使う場合、
Dominoで複数のトラックにノートを打ち込む事は特に無いと思いますので、
DAWソフトとDominoを連携して使う目的の場合、
「オニオンスキン」機能の使い方を特に覚えなくても問題ないと思います ( > < )
※ ちなみに、この伴奏とメロディーを合わせて聴くと、こんな感じになります ( ^ ^ )