【AviUtl】波紋 (エフェクトの使い方) (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「波紋」エフェクトは、
小石を水面に投げ入れた時に生じる波の波紋のようにオブジェクトの映像を動かすエフェクトで、
再生すると、波紋が揺れる映像になります。
中心X と 中心Y
「中心X」と「中心Y」という項目では、
波紋の発生地点の位置を調節する事が出来ます。
「中心X」の値をプラスに大きくすると、
波紋の発生地点の位置が右方向へ移動して、
「中心X」の値をマイナスに大きくすると、
波紋の発生地点の位置が左方向へ移動します。
「中心Y」の値をプラスに大きくすると、
波紋の発生地点の位置が下方向へ移動して、
「中心Y」の値をマイナスに大きくすると、
波紋の発生地点の位置が上方向へ移動します。
「幅」の調節
「幅」という項目では、
波紋の波の幅を調節する事が出来て、
値を大きくすると波の幅が大きくなり、
ゆったりとした波紋になります。
「高さ」の調節
「高さ」という項目では、波紋の高さを調節する事が出来ます。
「高さ」の値を大きくすると波が高くなり、
オブジェクトの形が より大きく変化するようになります。
「速度」の調節
「速度」という項目では、
波紋の波の速度を調節する事が出来て、
値を大きくすると、
波の速度が速くなります。
「詳細設定」ボタン
「詳細設定」ボタンをクリックすると、
「波紋数」・「波紋間隔」・
「増幅減衰回数」という項目を設定する事が出来ます。
波紋数
「波紋数」という項目では、
波紋の波の回数を設定する事が出来ます。
「波紋数」の値が「0」の時には、
波紋の波が ずっと起こります。
値を「5」にした場合、
オブジェクトの先頭から、
波紋の波が 5回だけ 発生するようになります。
波紋間隔
「波紋間隔」という項目では、
波紋の波が発生する間隔を設定する事が出来て、
「波紋間隔」の値を大きくするほど、
波紋が発生する間隔が長くなります。
増幅減衰回数
「増幅減衰回数」という項目では、
波紋の高さが最大になるまでにかかる「波紋の回数」を設定する事が出来ます。
「増幅減衰回数」の値を「5」にした場合、
徐々に波紋が高くなっていき、波紋が5回目の時に、
波紋の高さが最大になります。
※ ただ、「増幅減数回数」の値を設定した場合に、
「波紋数」の値を設定していると、
波紋の波が発生し始めるまでに、
少しタイムラグが生じるようになりますし、
※ 「増幅減数回数」の値を設定して、
「波紋数」の値を設定しない場合には、
波紋の波が発生している状態から始まり、
「増幅減衰回数」で設定した値の回数分、
波が発生した後に、
通常の波紋の波の状態に戻ります。
また、「増幅減衰回数」の値を「マイナス」にした場合、
最大の波の状態から、
波紋の高さが徐々に低くなっていき、
「増幅減衰回数」で設定したマイナスの値の回数分、
波紋の波が発生した後、
波紋の波が無くなっていきます。
オブジェクトの枠外にも波紋エフェクトを施す方法
波紋エフェクトによる効果は、
オブジェクト本来の枠内までしか効果が無く、
オブジェクト本来の枠内に収まるように波紋エフェクトが施されます。
もし、オブジェクト本来の枠より外に、
波紋エフェクトが施されるようにしたい場合には、
まず、「基本効果」エフェクトの中の「領域拡張」エフェクトを追加して、
「波紋」エフェクトの上に「領域拡張」エフェクトが追加されている状態に設定しましょう。
そして、「領域拡張」エフェクトの「上」「下」「左」「右」の値を「500」くらいに設定しましょう。
そうすると、オブジェクトの範囲を表す枠の領域が拡張され、
透明な背景の範囲があるような状態になり、
その「透明な背景の範囲」において
波紋エフェクトの効果が得られるようになります。
オブジェクトの映像を、波紋の波のようにエフェクトしたい場合には、
「波紋」エフェクトを使用しましょう。