画素(ピクセル) / 画像サイズ / 動画サイズ (動画の解像度) / アスペクト比 / 画面解像度 とは? (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
普段、私たちが見ている パソコンのディスプレイ画面 や スマホの画面 というのは、
とても小さなマス目が敷き詰まっていて、
そのマス目1つ1つに 赤・緑・青 などの色を表示することで、
画像や映像が映し出されています。
このマス目1つの事を「画素」(がそ)、
または、「ピクセル」(Pixel) と言います。
※ 画素(ピクセル)の数を表す際には、
「100px」や「50px」というように、
「px」という単位で表記されます。
「px」は「ピクセル」と読みます
画像のデータとは?
パソコンやスマホの画面に表示される画像のデータというのは、
縦横に並んでいる画素 (ピクセル) 1つ1つに対しての「色情報」となっています。
※ ペイントなどの画像編集ソフトで画像を拡大すると、
こんな感じで、
画素(ピクセル) 1つ1つに色を付けるデータになっているのが確認できます
例えば、上の画像は、
横に150px(150画素)・縦に110px(110画素) の画像なので、
横に150px(150画素)ぶんの色情報と、
縦に110px(110画素)ぶんの色情報を持っている画像データとなっていて、
下の画像は、
横に600px(600画素)・縦に440px(400画素) の画像なので、
横に600px(600画素)ぶんの色情報と、
縦に440px(440画素)ぶんの色情報を持っている画像データとなっています。
画像サイズとは?
縦と横、いくつの画素 (ピクセル) のデータによって作られている画像なのかは、
「画像サイズ」で表されます。
「画像サイズ」は、
「横の画素数 x 縦の画素数」として表されます。
例えば、上の画像のように、横に150px(150画素)、
縦に110px(110画素)ぶんの色情報を持っている画像データの場合、
「画像サイズ」は、
「 150 x 110 」(px) と表されます。
同じように、下の画像は、
横に600px(600画素)、
縦に440px(400画素)ぶんの色情報を持っている画像データなので、
「画像サイズ」は、
「 600 x 440 」(px) と表されます。
画質の劣化
画像というのは、パソコンやスマホ画面の画素1つ1つに対して、
画像サイズの縦横の画素数通りに色情報を与えて表示させるので、
基本的には、「画像サイズ」が大きいほど、
パソコンやスマホの画面に表示される画像が大きくなり、
「画像サイズ」が大きいほど、その画像を画面に表示した際に、
鮮明な画質の画像として表示されます。
ですので、動画などで画像を拡大して使用する場合には、
あまりボヤけないくらいに拡大しましょう。
画像の縮小による画質の劣化
減少させるピクセル(画素)分のデータを間引く事によって、
画像サイズを小さくするので、
拡大した時と違い、
ボヤけた画質の画像にはなりませんし、
見た感じ画質が奇麗なままですが、
縦横を無理やり縮めて、
「150×110」(px) に小さくしているだけなので、
本来の画質から変化した状態の
画像になっています。
画像サイズ と 画像のデータ量(画像ファイルサイズ)
動画サイズ (動画の解像度) とは?
動画の場合、 縦と横、
いくつの画素 (ピクセル) のデータによって作られている映像なのかは、
「動画サイズ」、
または、動画の「解像度」として表されます。
例えば、この動画の映像は、
横に320px(320画素)、
縦に180px(180画素)、
という画素数のデータで作られている映像なので、
動画サイズ (動画の解像度) は、
「 320 x 180 」(px) というように表されます。
動画サイズの拡大縮小による画質の劣化
動画の映像においても、
パソコンやスマホ画面の画素1つ1つに対して、
動画サイズの縦横の画素数通りに色情報を与えて映像を映し出す事になるので、
基本的には、「動画サイズ」が大きいほど、
パソコンやスマホの画面に表示される映像が大きくなり、
「動画サイズ」が大きいほど、
その動画の映像を画面に表示した際に、
鮮明な画質の映像として表示されます。
ただ、動画の映像においても、
元の動画サイズが「320×180」(px) の映像を、
動画編集ソフトなどで6倍に拡大して、
「1920×1080」の映像にすれば、
映像は「1920×1080」の大きさになりますが、
ですので、YouTubeやニコニコ動画などの
動画投稿サイトにアップする目的で動画を作成する際には、
ある程度 大きめの動画サイズで動画の映像を作るようにしましょう。
アスペクト比とは?
「動画サイズ」のアスペクト比には、
特定のアスペクト比が使われます。
「アスペクト比」というのは、
” パソコンやスマホの画面、画像、動画の映像における「横と縦の画素数の比率」 ” 、を意味する言葉です。
動画サイズ(動画の解像度)で使われているアスペクト比
YouTubeなどの動画投稿サイトで推奨されているアスペクト比
YouTubeなどの動画投稿サイトでは、
標準のアスペクト比として「 16 : 9 」 が推奨されています。
ですので、投稿用の動画を作る際の「動画サイズ」は、
アスペクト比が 「 16 : 9 」 の値になるように設定して作りましょう。
「 16 : 9 」 の アスペクト比で使われる 動画サイズ (動画の解像度)
「 16 : 9 」 のアスペクト比では、
- 3840 × 2160
- 2560 × 1440
- 1920 × 1080
- 1280 × 720
- 640 × 360
といった値のものが、
「動画サイズ」として使われます。
画面解像度とは?
「画面解像度」とは、
パソコンのディスプレイ や スマホ画面 の 横と縦に、
いくつの画素(ピクセル)が有るのかを表す言葉です。
例えば、 横に1920、縦に1080 の 画素(ピクセル) が敷き詰まっているパソコンのディスプレイは、
画面解像度 が 「 1920 x 1080 」 のディスプレイだという事になります。
「画面解像度」 が 「 1920 x 1080 」のパソコンのディスプレイで、
動画サイズ が 「 3840 × 2160 」の動画を再生したとしても、
パソコンのディスプレイに敷き詰まっている横と縦の 画素数(ピクセル数) 自体が、
「 1920 x 1080 」しかないので、
「 3840 x 2160 」の映像を「1/2」に縮小した
「 1920 x 1080 」の映像で映し出されます。
同じように、「 3840 × 2160 」の動画サイズで作った動画を、
YouTubeなどにアップロードしても、
その映像を見るパソコンの画面解像度が「 1920 x 1080 」 だったり、
その映像を見るスマホの画面解像度が「 360(横) x 640(縦) 」だったりする場合、
結局、「 1920 × 1080 」や、
「 360(横) x 640(縦) 」の映像として表示されることになります。
パソコンやスマホの画面解像度のシェア(利用率) と 動画サイズ(動画解像度)の設定
パソコンのディスプレイモニター や スマホの画面で、
「1920×1080」より高い画面解像度のシェア(利用率)は少ないので、
「 3840 x 2160 」のように、
大きな動画サイズで映像を作ったとしても、
その画質で視聴される事はあまりありません。