Audacity (オーダシティ) の 使い方 – テンポの変更 (BPMの変更) (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「Audacity」(オーダシティ) では、
オーディオデータ の 音の高さ (ピッチ) を変化させずに、
テンポ (BPM) を変える事が出来ます。
「テンポの変更」画面の設定項目の説明 と 設定の仕方
「変更率」 という設定項目の説明
※ 元のテンポ (BPM) が 「120」 で、
「変更率」の値 を 「10%」 にした場合、
元のテンポ (BPM) の 「120」(BPM) の 「10%」である「12」を「120」に足すので、
(「120」×「10%」=「12」)
「120」+「12」=「132」、 という事で、
テンポを「132」(BPM) に変化させる事になります。
「1分間の拍数(BPM)」 という設定項目の説明
例えば、 元のテンポが 「140」(BPM) で、
テンポ を 「160」(BPM) に変化させたい場合には、
左側に元のテンポである「140」を入力して、
右側に変化させたいテンポである「160」を入力します。
「長さ(秒)」 という設定項目の説明
「変更率」・「1分間の拍数(BPM)」・「長さ(秒)」の違い
「高品質な伸縮を使用 (低速)」 というチェック項目の説明
「高品質な伸縮を使用 (低速)」という項目にチェックを入れておくと、
テンポ (BPM) を変更する処理に少し時間がかかるようになりますが、
テンポ (BPM) を変更する際の、音質の劣化を抑えてくれるので、
チェックを入れた状態にしましょう。
「プレビュー」 というボタンの説明
また、「プレビュー」というボタンをクリックすると、
オーディオデータのテンポの変更後の状態を試聴する事が出来ます。
テンポの変更の実行と、再生の確認、注意事項について
オーディオデータが長い場合、
テンポの変更の処理には数分かかる事があります。
元々のオーディオデータとの聴き比べ
これで、元のオーディオデータのテンポ(BPM)から、
変化させたテンポの状態になりました。
この2つのオーディオデータは、元は同じオーディオファイルのデータで、
上のオーディオデータが テンポ (BPM) を速くした状態です。
それでは、元のオーディオデータを聴いてみます。
それでは次に、テンポを速くしたオーディオデータを聴いてみます。
Audacity では、このように、
音の高さ (ピッチ) を変えずに テンポ (BPM) を変える事が出来ます。
後は、オーディオファイルとして出力すれば、
変更したテンポ (BPM) のオーディオデータが保存されたオーディオファイルが完成します。
テンポの変更に関しての注意事項
Audacity での テンポ (BPM) の変更は、
音の高さ(ピッチ)を変えずに テンポ (BPM) を変更できますが、
音声データというのは、
テンポ (BPM) を変更すると音質が変化してしまうものなので、
その点を考慮して、テンポの変更を行いましょう。