Audacity (オーダシティ) の 編集ツールの使い方 – トリミング(カット) / 無音化 / 波形のコピペ / 分割 (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
Audacity画面上部にある これらのツールは、
波形のトリミング (カット) ・ コピー&ペースト ・無音化 などを行える編集ツールとなっています。
トリミング (カット) のやり方
波形 の 特定の範囲 を削除したい場合には、
「選択ツール」 で 削除(カット)したい範囲 を範囲選択した後、
「切り取り」ボタン を クリックするか、
キーボード の 「Ctrl」 + 「X」 を 押します。
または、 キーボードの 「Delete」キー を押します。
そうすると、範囲選択した箇所が削除(カット)されます。
※ 「切り取り」ボタンをクリックするか、
キーボード の 「Ctrl」 + 「X」 を押した場合は、
※ 選択範囲を削除(カット)すると同時にコピーしている状態になり、
※ キーボード の「Delete」キー を押した場合には、
選択範囲の削除(カット)だけが行われ、
コピーしている状態にはなりません。
※ ですので、選択範囲の箇所を削除 (カット) しつつ、
コピーを行い、
削除 (カット) した波形を別の場所にペーストしたい場合には、
※ 範囲選択を行って、
「切り取り」ボタンをクリックするか、
キーボード の 「Ctrl」 + 「X」 を押した後、
※ ペースト (貼り付け) したい位置をクリックしてシークバーを移動させ、
「ペースト」ボタン、
または、 「Ctrl」 + 「V」 を押します。
※ そうすると、シークバーがある位置に、
切り取った範囲の波形がペーストされます。
無音化 の やり方
ただ、 範囲選択した箇所 を「切り取り」ボタン で削除 (カット) するか、
キーボード の 「Ctrl」 + 「X」 で削除した場合、
削除した範囲以降の波形が左に詰まってくるので、
選択範囲の間隔は残して、
波形を無音状態にしたい場合には、
「選択部分を無音化」ボタンをクリックします。
選択範囲の波形だけ残す (選択部分以外の音声のトリミング)
選択範囲の波形だけを残したい場合には、
「選択部分以外の音声のトリミング」ボタンをクリックします。
波形のコピー&ペースト
波形を複製したい場合には、
複製したい波形を選択状態にした後、
「コピー」 ボタン、
または、 キーボード の 「Ctrl」 + 「C」 を押して、
タイムラインの貼り付けたい位置をクリックしてシークバーを移動させた後、
「ペースト」ボタン、または、「Ctrl」+「V」を押します。
そうすると、シークバーがある位置に、コピーした波形がペーストされます。
波形の特定範囲だけコピー&ペーストする方法
波形の特定範囲を複製したい場合には、
特定範囲を選択して「コピー」ボタン、
または、 キーボード の 「Ctrl」 + 「C」 を押して、
タイムラインの貼り付けたい位置をクリックしてシークバーを移動させた後、
「ペースト」ボタン、
または、 「Ctrl」 + 「V」 を押します。
そうすると、シークバーがある位置に、
コピーした範囲の波形がペーストされます。
トラックの何もない箇所にペーストした時と、波形上にペーストした時の違い
何もない位置にペーストした波形は、
同じトラックであっても、
分離した波形として個別に移動させる事が出来ます。
逆に、波形上にペーストすると、
その波形の一部として、
1つの波形にまとめられます。
モノラル音源の波形をステレオ音源にコピペ・ステレオ音源の波形をモノラル音源にコピペした時の違い
モノラル音源の波形をコピーして、
ステレオ音源のトラックにペーストした場合、
波形が、 L (Left) と R (Right) の 2つになり、
ステレオ音源の状態で貼り付けられますが、
モノラル音源の波形が2つに増えているだけで、
音が左右から聴こえるステレオ音源のように、
立体的な音に自動処理された訳ではありません。
また、ステレオ音源の波形をコピーして、
モノラル音源のトラックにペーストする事は出来ません。
波形の分割
1つの繋がりになっている波形を別々の波形として分割したい場合には、
分割したい位置にシークバーを移動した後、波形上で右クリックして、
「クリップを分割」をクリックします。
そうすると、波形が分割されて、
分割した波形を個別に移動させる事が出来ます。