【 AviUtl の 使い方 】 オブジェクトの移動 (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
映像上のオブジェクトの位置は、
「A地点からB地点に向けて自動的に移動していく」というように設定する事が出来ます。
映像上のオブジェクトの位置が
自動的に移動していくようにしたい場合には、
自動移動させたいオブジェクトの設定ダイアログ画面の「XYZ」の いずれかの箇所をクリックします。
「直線移動」や「加減速移動」といった「移動の仕方の種類」が表示されるので、
とりあえず、「直線移動」をクリックします。
そうすると、「XYZ」の右側の値が有効になります。
「XYZ」の左側の値では、
選択しているオブジェクトの先頭におけるオブジェクトの位置が設定出来て、
「XYZ」の右側の値では、
選択しているオブジェクトの最後尾におけるオブジェクトの位置が設定出来ます。
つまり、左側の値の位置から、
右側の値の位置へ自動移動していく、
というように設定できます。
例えば、「X」の左側の値を「-500」、
右側の値を「500」にした場合、
オブジェクトの先頭から終わりにかけて、
「X軸」の「-500」の位置から「500」の位置へ、
自動的に移動していくようになります。
このように、オブジェクトの映像上の位置を、
自動的に移動していくように設定する事が出来ます。
「XYZ」の1つだけを「直線移動」などに変更する方法
「X」・「Y」・「Z」の3つの内、
どれか1つを「直線移動」や「加減速移動」などに変更すると、
自動的に、他の2つの項目も、
右側の値が有効になりますが、
「Shift」キーを押しながら、
「X」・「Y」・「Z」の いずれかの項目を「直線移動」や「加減速移動」などに変更すると、
その項目の右側の値だけが有効になり、
その項目だけ「直線移動」や「加減速移動」などが行えるようになります。
「拡大率」や「回転」を「直線移動」で変化させる
また、「直線移動」や「加減速移動」などの設定は、
「拡大率」や「透明度」、
「回転」といった、
「XYZ」以外の項目においても設定する事が出来ます。
例えば、「拡大率」を「直線移動」に変更して、
左の値を「50」、
右の値を「100」にすると、
オブジェクトの先頭から終わりにかけて、
オブジェクトが「50」(%) の大きさから、
「100」(%) の大きさに拡大していきます。
「回転」を「直線移動」に変更して、
左の値を「0」、
右の値を「360」にすると、
オブジェクトの先頭から終わりにかけて、
オブジェクトが時計回りに 1回転していくようになります。
このように、設定ダイアログ画面の各項目は、
左の値から右の値へ自動変化させる事が出来ます。
エフェクトの設定項目を「直線移動」などで変化させる
また、エフェクトなどの設定項目においても、
「直線移動」や「加減速移動」などが設定出来ます。
徐々に色を変化させたり、
徐々に発光させたりして、
オブジェクトの状態が、
自動的に変化していく映像が作れます。
移動の速度 や 状態変化の速さ の 調節
オブジェクトの位置や状態が変化していく速度は、
どれくらいのフレーム数(時間間隔) で 左の値から右の値へ変化していくかによるので、
※ 値を変化させる範囲のフレーム数によって、
オブジェクトの移動速度や状態変化の速度が決まります。