【 AviUtl の 使い方 】 シーン(音声)・オブジェクト

【 AviUtl の 使い方 】 シーン(音声)・オブジェクト     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

シーン(音声)・オブジェクトは、
各Scene画面で作った音声を読み込むためのオブジェクトです。

シーン(音声)オブジェクトの挿入

タイムライン上で右クリックして、

「メディアオブジェクトの追加」の中の「シーン(音声)」をクリックすれば、
シーン(音声)・オブジェクトが挿入できます。

※ 「Scene機能」の使い方に関しては、
「拡張編集画面の操作」という動画で解説してるので、
お手数ですが、そちらを参照してください。

シーン選択

「シーン選択」をクリック

設定ダイアログ左下の
「シーン選択」というプルダウンをクリックすると、

どのシーン画面の音声を読み込むかが選択できます。

「Scene 1」を選択した場合、
「Scene 1」画面の音声が読み込まれ、

「Scene 2」を選択した場合、
「Scene 2」画面の音声が読み込まれます。

オブジェクトの長さが自動調節される

※ また、読み込むシーンを変更すると、

読み込むシーンの先頭から最終フレームまでの長さにオブジェクトの長さが自動調節されます。

音量

音量の調節

シーン(音声)・オブジェクトの設定ダイアログ画面の「音量」という項目では、

読み込んでいる音声データの音量を「%」単位で調節する事が出来ます。

「音量」の値が「100」(%)の場合、
読み込んでいる音声データそのままの音量になり、

「音量」の値が「200」(%)の場合、
読み込んでいる音声データの2倍の音量になります。

左右

音の位置の調節

「左右」という項目では、
読み込んでいる音声データの左右の位置を調節する事が出来ます。

「左右」の値が「0」の場合、
読み込んでいる音声データそのままの左右の位置で音が鳴ります。

「左右」の値が「100」の場合、
読み込んでいる音声が完全に右に振られた状態になり、

「左右」の値が「-100」の場合、
読み込んでいる音声が完全に左に振られた状態になります。

再生位置 (スロー再生 / 早送り)

「再生位置」の説明

「再生位置」という項目では、
読み込んでいる音声データが始まるフレーム位置を設定する事が出来ます。

「再生位置」の値を「1」に設定

「再生位置」の値を「1」にした場合、

音声データを読み込んでいるシーン画面の1フレーム目からの音声が、
音声オブジェクトの先頭から始まります。

「再生位置」の値を「15」に設定

「再生位置」の値を「15」にした場合、

音声データを読み込んでいるシーン画面の15フレーム目からの音声が、
音声オブジェクトの先頭から始まります。

「再生位置」を「直線移動」に設定

「再生位置」を「直線移動」に設定

「再生位置」を「直線移動」に変更すると、

「再生位置」の左右の値

左の値で、読み込んでいる音声データの始まり位置、

右の値で、読み込んでいる音声データの終わり位置が設定できるようになり、

シーン(音声)・オブジェクトの端をドラッグして、
長さを伸ばす事が出来るようになります。

再生位置の左右の値で設定した再生範囲が、
シーン(音声)・オブジェクトの長さに合わせて再生されるようになるので、

設定した範囲のフレーム数より
オブジェクトが長ければ、
スロー再生した時の音声の状態になります。

設定した範囲のフレーム数より
オブジェクトが短ければ、
早送りにした時の音声の状態になります。

再生速度 (早送り / スロー再生)

「再生速度」の設定

「再生速度」という項目では、
読み込んでいる音声データの再生速度を「%」単位で設定できます。

「再生速度」の値が「100」(%)の場合、
読み込んでいる音声データ本来の速度で再生されます。

シーン(音声)オブジェクトの長さ

「再生速度」の値を「50」(%)に設定すると、
読み込んでいる音声データ本来の速度の「1/2」の速度で再生されるようになり、

シーン(音声)・オブジェクトの長さが、
自動的に「2倍」の長さになり、
音声の音が「1/2」の低さになります。

「再生速度」を「200」に設定

「再生速度」の値を「200」(%)に設定すると、
読み込んでいる音声データ本来の速度の「2倍」の速度で再生されるようになり、

シーン(音声)・オブジェクトの長さが、
自動的に「1/2」の短さになり、
音声の音の高さが2倍になります。

※ また、シーン(音声)・オブジェクトの「再生速度」では、値をマイナスに設定して、
音声を逆再生にすることは出来ません。

中間点を追加して「再生速度」を「直線移動」に設定

中間点を追加して「直線移動」に設定

シーン(音声)・オブジェクトに中間点を追加して、
「再生速度」を「直線移動」に変更すると、

中間点の位置から「再生速度」を切り替える事が出来るようになります。

例えば、オブジェクトの先頭における「再生速度」を「100」、

中間点における「再生速度」を
「50」に設定すると、

中間点の位置から音声の再生速度が「50」に切り替わります。

「再生速度」の移動の種類

※ 「再生速度」は、移動の種類を「直線移動」や「加減速移動」に設定しても、
「瞬間移動」と同じ使い方しか出来ず、

オブジェクトの最後尾における値は無効となります。

中間点を使って「再生速度」を切り替える

※ また、中間点で再生速度を切り替える場合、
中間点以降のオブジェクトの長さが自動伸縮しないので、

中間点で再生速度を切り替える際には、
オブジェクトの最後尾をドラッグして引っ張り、
オブジェクトの長さを適正な状態にしましょう。

ループ再生

「ループ再生」にチェックを入れる

シーン(音声)・オブジェクトの
設定ダイアログの左下にある「ループ再生」にチェックを入れると、

シーン(音声)・オブジェクトの端をドラッグして長さを伸ばすことが出来て、

伸ばした長さぶん、
先頭からの音声がループ再生されます。

このシーン(音声)・オブジェクトの場合、
読み込んでいるシーン画面の音声データが1~30フレームの長さなので、

31フレーム以降からは、
先頭からの音声がループ再生されます。

シーンと連携

「シーンと連携」にチェックを入れる

設定ダイアログの左下にある「シーンと連携」にチェックを入れると、

上のレイヤーにあるシーン・オブジェクトで、

シーン(音声)・オブジェクトのレイヤーに近い方のシーン・オブジェクトの「再生速度」などと連動するようになります。

シーン(音声)オブジェクトを「Layer 4」に挿入
「Layer 1」のシーン・オブジェクト
「Layer 2」のシーン・オブジェクト

例えば、シーン(音声)・オブジェクトを「Layer 4」に挿入していて、

「Layer 1」には、
「再生速度」の値を「200」に設定したシーン・オブジェクトがあり、

「Layer 2」には、
「再生速度」の値を「50」に設定したシーン・オブジェクトがあった場合、

「Layer 2」のシーン・オブジェクトの方が近い

「Layer 2」のシーン・オブジェクトの方が、
「Layer 4」のシーン(音声)・オブジェクトの近くにあるので、

「Layer 2」のシーン・オブジェクトの「再生速度」の値と連動して、

シーン(音声)・オブジェクトの再生速度が「50」(%)の状態になります。

※ シーン(音声)・オブジェクトに読み込まれる音声データは、
「シーンと連携」にチェックを入れる前に選択していたシーン画面の音声が読み込まれたままになります。

個人的に、「シーンと連携」の機能は使わず、
シーン(音声)・オブジェクト と シーン・オブジェクトそれぞれで、
設定項目の値を調節した方が編集が行いやすいと思います。

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