【 AviUtl の 使い方 】 中間点 (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
オブジェクトを「A地点からB地点へ移動させた後、C地点へ移動させる」、
というように移動させたい場合には、
オブジェクトに「中間点」を追加します。
「中間点」というのは、
オブジェクトの位置や状態を「直線移動」などで変化させる際に、
いったん、中間となる地点を経由させてから、
最終的な位置や状態まで変化していくようにするための機能です。
中間点の追加
「中間点」をオブジェクトに追加するには、
オブジェクト上で右クリックして、
「中間点を追加」をクリックします。
そうすると、シークバーがある位置に中間点が追加されます。
※ また、キーボードの「P」を押す事でも、
選択しているオブジェクトに中間点を追加する事が出来ます。
中間点の移動
追加した中間点をドラッグすれば、
中間点が追加されている位置を
移動させる事が出来ます。
※ また、中間点は、いくつも追加する事が出来ます。
中間点を均等間隔で配置する
追加した各中間点の間隔を
均等に配置したい場合には、
オブジェクト上で右クリックして「中間点を時間で均等配置」をクリックすれば、
追加した中間点 が 均等間隔で配置されるようになります。
中間点の削除
追加した中間点を削除したい場合には、
削除したい中間点上で右クリックして「中間点を削除」をクリックすれば、
追加した中間点が削除されます。
中間点を追加したオブジェクトの選択範囲
中間点を追加したオブジェクトは、
追加した中間点より前の範囲 と 後ろの範囲が、
別々に選択できるようになります。
中間点より前の範囲を選択している場合、
設定ダイアログ画面の各項目の左の値がオブジェクトの先頭の値になり、
右の値が中間点の値になります。
中間点より後ろの範囲を選択している場合、
設定ダイアログ画面の各項目の左の値が中間点の値になり、
右の値がオブジェクトの最後尾の値になります。
中間点と中間点の間の範囲を選択
中間点を複数追加して、
中間点と中間点の間にある範囲を選択している場合、
設定ダイアログ画面の各項目の
左の値が、
左側の中間点の値になり、
右の値が、
右側の中間点の値になります。
オブジェクトを A地点→B地点→C地点 へ移動させる
オブジェクトを「A地点からB地点へ移動させた後、C地点へ移動させる」、
というように移動させたい場合には、
オブジェクトに「中間点」を追加して、
オブジェクトの先頭から中間点までの範囲を選択状態にした後、
「XYZ」の左側の値で、
A地点の位置を設定して、
「XYZ」の右側の値で、
B地点の位置を設定します。
そして、中間点からオブジェクトの最後尾までの範囲を選択状態にした後、
「XYZ」の右側の値で、
C地点の位置を設定します。
そうすると、オブジェクトの先頭のA地点から、
中間点のB地点へ移動した後、
オブジェクトの最後尾のC地点へ移動していくようになります。
※ ” C地点へ移動した後、
オブジェクトをC地点で表示させ続けたい ”、
という場合などには、
既に追加されている中間点 と オブジェクトの最後尾の間に、
もう1つ中間点を追加して、
新しく追加した中間点と、
オブジェクトの最後尾の間の範囲を選択状態にした後、
「XYZ」の左側の値を、
右側の値と同じにしましょう。
そうすると、2つ目の中間点がC地点となり、
2つ目の中間点から、
オブジェクトの最後尾までの間、
オブジェクトがC地点で表示され続けるようになります。
移動速度・変化速度を調節する
各中間点をドラッグして、
中間点の位置を調節すれば、
オブジェクトの位置や状態が変化していく速度を調節する事が出来ます。
中間点を追加して「回転」などの項目の値を変化させる
また、「回転」などの項目においても、
中間点を追加する事で、
いったん、時計回りに回転した後、
中間点から反時計回りに回転させる、
というように変化させる事が出来ます。