【MMDの使い方】 キー の コピー&ペースト方法 (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
「タイムライン」に登録した「キー」は、
コピー&ペースト(コピペ)出来ます。
「キー」をコピペする事で、繰り返しのモーションや、
左手と右手が左右対称になるモーションなどを簡単に作る事が出来ます。
キーのコピペには、複数のやり方があります。
キーボードでキーのコピー&ペースト(コピペ)を行う
キーをコピペする1つ目の方法は、
”コピペしたいキーを選択状態にして、
「Ctrl」+「C」でコピーして、
「Ctrl」+「V」でペーストする”、
という方法です。
コピーしたいキーを選択状態にした後、
キーボードの「Ctrl」+「C」を押すと、
選択しているキーがコピーされている状態になり、
シークバーを移動させて、
「Ctrl」+「V」を押せば、
シークバーがあるフレーム位置にコピーしたキーがペーストされます。
複数のキーをまとめてコピペする
また、キーを複数選択している状態で「Ctrl」+「C」でコピーした後、
シークバーを移動させて、
「Ctrl」+「V」でペーストすると、
コピーした複数のキーのフレーム間隔でキーがコピペされます。
キーをコピペして、同じ動きを同じ速度で繰り返すモーションを作る
キーのコピペを行う事で、
同じ動きを同じ速さで繰り返すモーションを簡単に作る事が出来ます。
例えば、このように、
「0フレーム」目の初期状態の姿勢から、
「15フレーム」目で「センター」ボーンを下に移動させつつ、
「右ひじ」ボーンを少し回転させ、
「30フレーム」目で「センター」ボーンを初期位置に戻しつつ、
「右ひじ」ボーンを さらに少し回転させる、
というように、
キー登録を行い、
屈伸運動しつつ手を振るモーションがあります。
このモーションを繰り返させたい場合には、
「15フレーム」目の「センター」ボーンと「右ひじ」ボーン、
「30フレーム」目の「センター」ボーンと「右ひじ」ボーンのキーをコピーして、
「45フレーム目」にペーストします。
そうすると、同じモーションを同じ速さで繰り返すようになります。
このように、キーを同じフレーム間隔でコピペする事で、
同じモーションを同じ速さで繰り返すようにする事が出来ます。
「コピー」ボタンと「ペースト」ボタンでキーのコピペを行う
コピーしたい「キー」を選択状態にして、
「コピー」ボタンをクリックすれば、
その「キー」がコピーされ、
シークバーを移動させて、
「ペースト」ボタンをクリックすれば、
コピーした「キー」がシークバーがあるフレーム位置にペーストされます。
行っているコピペの処理は、
1つ目の方法と全く同じですので、
作業が楽な方でコピペを行いましょう。
また、コピペしたい「キー」の数が多い場合や、
フレーム範囲が広い場合には、
フレーム操作パネル下側の箇所にあるプルダウンメニューで
「全フレーム」を選択して、
「範囲選択」のフレーム範囲指定でキーを選択状態にしてからコピーすると、
指定したフレーム範囲の「キー」を全てコピーする事が出来るので、
作業が楽になります。
「反転P」ボタンでキーをコピペして、左右対称のモーションを作る
「反転P」ボタンをクリックすると、
コピーしたキーのボーンと左右の関係にあるボーンに対して、
左右対称の見た目になるボーンの状態のキーとしてペーストされます。
例えば、「15フレーム」目にある「右ひじ」ボーンのキーをコピーした後、
「15フレーム」目で「反転P」ボタンをクリックしてキーをペーストすると、
「右ひじ」ボーンと左右の関係にある「左ひじ」ボーンに対して、
左右対称に見えるように調節された状態のキーがペーストされます。
「メイン表示画面」左下の「角度」項目を見てみると、
「15フレーム」目の「右ひじ」ボーンの角度は、
「Y」・「Z」の値が「+」となっていますが、
「左ひじ」ボーンの「Y」・「Z」の値は、
モデルの「右ひじ」と「左ひじ」の状態が左右対称になるように「-」の値となっています。
このように、「反転P」ボタンをクリックすると、
コピーしたキーのボーンと左右の関係にあるボーンに対して、
左右対称の見た目になる状態に調節されたキーとしてペーストされます。
複数のキーを反転ペーストする
また、「反転P」ボタンによる「キー」のペーストにおいても、
複数のキーをペーストする事が出来ます。
ですので、「右ひじ」ボーンの「15フレーム」目と「30フレーム」目のキーをコピーして、
「15フレーム」目で「反転P」ボタンでペーストすれば、
「右ひじ」と「左ひじ」が左右対称のモーションを簡単に作れます。
※ 「センター」や「上半身」などのように、
” 左右の関係となるボーンが無いボーン ” のキーをコピーして、
キーの反転ペーストを行った場合は、
そのボーンの段に そのままのキーがペーストされるだけになります。
※ また、調節対象を「カメラ・照明・アクセサリ」にした際の「カメラ」や「照明」、
「アクセサリ」のキーのコピペでは、
「反転P」ボタンによる反転ペーストは行えません。
キーのコピペを行った後の注意点
それでは最後に、キーのコピペを行った後の注意点について解説していきます。
タイムラインに登録した「キー」によるモデルやカメラのモーションは、
「MMD」画面右下にある「再生パネル」の「再生」ボタンをクリックする事で、
一連の映像として再生されます。
ただ、コピペした直後のキーが、
タイムラインの最後尾にある場合、
「再生」ボタンをクリックしても、
コピペした直後のキーがあるフレーム位置まで再生が行われません。
例えば、現在、タイムラインの最後尾にあるキーは、
「30フレーム」目のキーになっていて、
「再生」ボタンをクリックすると、
30フレーム目まで再生されて、
屈伸運動が1回行われるモーションの映像が表示されます。
シークバーを「0フレーム」目に移動させた後、
キーボードの「→」キーを押して「60フレーム」目までシークバーを移動させると、
屈伸運動が「2回」行われるモーションになっているのが確認できます。
ですが、「再生」パネルの「再生」ボタンをクリックしても、
屈伸運動が「1回」だけで映像が終了してしまいます。
そのため、「再生」パネルの「再生」ボタンをクリックしても、
コピペした直後のキーが最後尾にある場合、
そのフレーム位置まで映像が再生されません。
最後尾にある ” コピペした直後のキー ” をMMDに認識させるには、
” 最後尾のキーをドラッグして、
タイムラインの右側へ移動させ、元の位置に戻す”、
という処置を行います。
そうすると、最後尾へコピペしたキーがMMDに認識されて、
最後のフレーム位置まで映像が再生されるようになります。
キーをコピペしてモーションを作った際に、
映像が最後まで再生されないという場合には、
この処置を行って、
MMDに最後尾のキーを認識させましょう。
それでは以上で、”「キー」のコピー&ペースト方法” の解説は終了となります。
お疲れ様でした!! m(^ ^)m
※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。