【MMDの使い方】カメラの調節 ~ localモード と globalモード / 角度・位置・距離の座標入力 ~

【MMDの使い方】カメラの調節 ~ localモード と globalモード / 角度・位置・距離の座標入力 ~     (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象に選択
「XYZ」アイコンでカメラを調節

「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象にしている場合、

「X、Y、Z」アイコンをドラッグする事でも、
カメラの回転移動と、
カメラの水平移動が行えます。

※ マウスやキーボードを使ったカメラの基本的な調節方法については、
「カメラの位置と向きの調節方法」というページを参照してください。

XYZアイコンでのカメラの調節

上段の「X、Y、Z」では、
カメラの焦点を回転の中心として、
カメラを回転移動させる事が出来て、

下段の「X、Y、Z」では、
カメラを水平移動させる事が出来ます。

カメラの焦点(ピント)が表示される

※ 「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象にした場合、
カメラの焦点の位置が 赤い◎マーク で表示されます。

localモード と globalモード

カメラ調節におけるlocalモードとglobalモード

「X、Y、Z」アイコンの上にある「local」、
または、「global」の文字をクリックする事で、
「local」モード と 「global」モード を切り替える事が出来ます。

上段の「X、Y、Z」アイコンによるカメラの角度の調節では、
「local」モード と「global」モードに違いがなく、

どちらのモードでも、
メイン表示画面上 の 上下左右を軸として、
カメラの焦点を中心に回転移動できます。

下段の「X、Y、Z」アイコンによるカメラの「水平移動」では、
「local」モード と「global」モードに違いがあり、

「local」モード の場合には、
メイン表示画面上 の 上下左右を軸として移動して、

「global」モード の場合には、
3D空間内のグローバル座標軸を基準として移動させるようになります。

例えば、このようなカメラの角度の状態で、
「local」モード に切り替え、
「X」をドラッグすると、
メイン表示画面上の横軸方向へ移動しますが、

「global」モード に切り替え、
「X」をドラッグすると、
3D空間内のグローバル座標軸における「X」軸を基準に移動します。

「カメラ中心」「角度」「距離」でカメラを調節

「カメラ中心」「角度」「距離」でカメラを調節

カメラの角度と位置、
カメラと焦点の距離は、

「メイン表示画面」左下にある「カメラ中心」・「角度」・「距離」という項目に値を入力する事でも調節出来ます。

「カメラ中心」の「X」を「5」に設定

「カメラ中心」という項目の「X、Y、Z」に半角数字で値を入力すると、

カメラ本体と焦点の位置が、
3D空間内のグローバル座標軸を基準として、
入力した値ぶん「ミクセル」単位で水平移動します。

※ 「ミクセル」という単位に関しては、
「ボーンの調節 ~ 角度と座標の数値入力 ~」という動画を参照してください。

「カメラ中心」「角度」「距離」に値を入力したらEnterキーを押す

※ また、「カメラ中心」「角度」「距離」に値を入力した後、
「Enter」キーを押さないと、
入力した値が適用されませんので、
値を入力した後は「Enter」キーを押しましょう。

「角度」の「X」を「45」に設定

「角度」という項目に半角数字で値を入力すると、

メイン表示画面上 の 上下左右を軸として、
カメラの焦点を中心に、
入力した値ぶんカメラが回転移動します。

「距離」という項目に半角数字で値を入力すると、
入力した値ぶん、
カメラ本体が焦点から遠ざかったり近づいたりします。

「カメラ中心」の「X、Y、Z」ボタン、
「角度」の「X、Y、Z」ボタン、
「距離」ボタンをクリックすると、
それぞれの値が「0」になります。

「カメラ中心」「角度」「距離」の初期状態の値

初期状態では、
「カメラ中心」は「X」は「0」・「Y」は「10」・「Z」は「0」、
「角度」の「X、Y、Z」は「0」、
「距離」は「45」、
という値になっています。

XYZアイコンでカメラの位置や角度を調節

メイン表示画面上で右クリックして、
カメラを回転移動させたり、

MMD画面右上にある「十字マーク」と「虫眼鏡マーク」をドラッグして、
カメラを水平移動させたり、

「X、Y、Z」アイコンをドラッグして、
カメラの角度や位置などを調節したりすると、

「カメラ中心」・「角度」・「距離」の値も連動して変化します。

カメラの位置を「距離」と「Z」アイコンで調節した時の違い

下段のZアイコンでカメラの位置を調節
マウスのホイールでカメラの位置を調節

カメラの角度や位置を調節する際に注意して頂きたいのは、

「X、Y、Z」アイコンの調節で、
「Z」をドラッグした時の ”カメラの水平移動” と、

マウスのホイールや「虫眼鏡マーク」などによる ”焦点からのカメラの距離” の調節は、

見た感じ、同じように見えますが、
調節している内容は異なります。

「Z」をドラッグして移動させた場合には、
カメラの焦点の位置も一緒に移動しているので、
移動した焦点の位置を中心にカメラが回転移動しますが、

マウスのホイール(または虫眼鏡マーク)でカメラ本体の位置を焦点から遠ざけた場合は、

カメラの焦点の位置はそのままなので、
カメラが大回りに回転移動するようになります。

このように、「Z」による ”カメラの水平移動” と、
マウスのホイールなどによる ”焦点からのカメラの距離” の調節では、
調節内容が異なるので、
その点に注意して調節を行いましょう。

※ また、カメラの角度や位置、距離の調節では、
キーボードの「Ctrl」+「Z」による「元に戻す」処理が行えませんので、
その点も注意して下さい。

それでは以上で、

”カメラの調節 ~ localモード と globalモード / 角度・位置・距離の座標入力 ~”の解説は終了となります。

お疲れ様でした!! m(^ ^)m

※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。

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