【MMDの使い方】ボーンの調節 ~ XYZアイコン / localモード / globalモード ~ (テキストと画像での解説)
※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。
メイン表示画面右下にある上段の「X、Y、Z」アイコンでは、
「ボーン」の回転を行う事が出来て、
下段の「X、Y、Z」アイコンでは、
「ボーン」の移動を行う事が出来ます。
「X、Y、Z」アイコンにマウスカーソルを合わせると、
「回転」と「移動」の調節を行う時の基準になる「X軸」(赤)・「Y軸」(緑)・「Z軸」(青)が選択しているボーン上に表示されます。
※ 「捩じりボーン」は、
1つの軸方向にしか回転させる事が出来ないので、
「捩じりボーン」を選択している場合には、
「X、Y、Z」アイコンにマウスカーソルを合わせても、
ボーン上に「X軸」・「Y軸」・「Z軸」の線は表示されません。
localモード と globalモード
「X、Y、Z」アイコンによるボーンの「回転」と「移動」の調節には、
「local」モードと「global」モードという2種類の調節モードがあり、
「X、Y、Z」アイコンの上にある「local」、
または「global」という文字をクリックする事で、
「local」モード と「global」モード を切り替える事が出来ます。
localモードでの調節方法
「local」モード の場合、
”ボーン自体の座標軸を基準”として「回転」と「移動」の調節を行います。
例えば、「local」モードで、
「センター」ボーンを「X軸」に回転させると、
「センター」ボーン上に表示されている「Y軸」と「Z軸」も一緒に回転して、
「Y軸」と「Z軸」が斜めを向くようになります。
この状態で、「Z軸」方向に移動させると、
斜めに向いた「Z軸」方向へ「センター」ボーンが移動して、
「Y軸」を回転させれば、
斜めを向いている「Y軸」を回転軸にして回転します。
また、「センター」ボーンを回転させた事で移動したり回転したりした上半身周辺の各ボーンの座標軸も、
「センター」ボーンの回転に合わせて座標軸が変化します。
※ ちなみに、今回の場合、
「センター」ボーンを回転させても、
下半身の「右ひざ」「左ひざ」などの「ボーン」は動いていなかったので、
「右ひざ」「左ひざ」などの「ボーン」の座標軸の角度は変化していません。
このように、「local」モードでは、
”ボーン自体の座標軸を基準とするので、
ボーンを回転させると、
そのボーンにおける他の軸の角度も変化して、
そのボーンを回転させた事によって移動したり回転したりした他のボーンにおける座標軸も変化します。
※ また、「local」モードの場合、
各ボーンの座標軸の角度は、
元々それぞれで異なっているので、
その点に注意しましょう。
globalモードでの調節方法
「global」モード の場合、
”常に3D空間内のグローバルな座標軸を基準” として「回転」と「移動」の調節を行います。
「3D空間内のグローバルな座標軸」というのは、
3D空間内に表示されている
「X軸」(赤)・「Y軸」(緑)・「Z軸」(青) の事です。
例えば、「global」モードで、
先ほどの様に「センター」ボーンを「X軸」に回転させても、
「センター」ボーン上に表示されるY軸とZ軸の向きが変化せず、
常に ”3D空間内におけるグローバルな座標軸” を基準として、
「回転」と「移動」を行う事が出来ます。
また、他のボーンの場合も、
初期状態であれ、
移動や回転を行った後であれ、
常に3D空間上のグローバルな座標軸を基準として「回転」と「移動」を行う事が出来ます。
このように、「X、Y、Z」アイコンによる「ボーン」の「回転」と「移動」の調節には、
「local」モードと「global」モードの2つがあります。
「カメラ・照明・アクセサリ」を選択した場合 の XYZアイコン / localモード / globalモード
「モデル操作」パネルで「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象にした場合、
上段の「X、Y、Z」アイコンでは、
カメラの焦点を回転軸にして回転させる事が出来て、
下段の「X、Y、Z」アイコンでは、
カメラの焦点を水平移動させる事が出来ます。
※ 「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象にした場合にも、
「local」モード と「global」モード に切り替える事が出来ます。
「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象にした場合の「local」モード と 「global」モード の違いについては別のページで解説していきます。
※ また、「カメラ・照明・アクセサリ」を調節対象にした場合に切り替えられる「accesory」モードについても別のページで解説していきます。
それでは、以上で、 ”ボーンの調節 ~「X、Y、Z」アイコン / 「local」モード /「global」モード ~” の解説は終了となります。
お疲れ様でした!! m(^ ^)m
※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。