【MMDの使い方】モデル操作パネル ~ 外部親設定ボタン ~

【MMDの使い方】モデル操作パネル ~ 外部親設定ボタン ~      (テキストと画像での解説)

※ テキストと画像での解説内容は、動画での解説内容と同じものとなっています。

MMDの「外」ボタン

モデル操作パネル右下にある「外」ボタンでは、

”モデルのボーンのどれかに、
別のモデルのボーンのどれかを関連付ける”、
という「外部親設定」を行う事が出来ます。

「外部親設定」で
モデル① の ボーン を
モデル② の ボーン に関連付けると、

モデル② の ”関連付けされたボーン” を動かした際に、
モデル① の ”関連付けしたボーン” が連動して動くようになります。

「外部親設定」機能の使い方

それでは実際にやってみます。

MMDに2つのモデルを読み込んだ

まず、MMDに2つのモデルを読み込み、
片方のモデルを調節対象に選択して、
「外」ボタンをクリックします。

おじいちゃんのモデルをモデル➀、女の子のモデルをモデル②

※ おじいさんのモデル(Gちゃん)を「モデル①」、
女の子のモデル(Tuneちゃん)を「モデル②」、
として解説していきます。

モデル操作パネルの「外」ボタンをクリックする

「外」ボタンをクリックすると、
「外部親設定」画面が表示されるので、

「対象ボーン」というプルダウンメニューで「センター」を選択します。

※ 「対象ボーン」では、
今 調節対象にしているモデル(モデル①)のボーンの中で、
別のモデルのボーンと関連付けを行いたいボーン ” を選択します。

次に、「外部親モデル」という
プルダウンメニューで、
別のモデル(モデル②)を選択します。

※ 「外部親モデル」では、
ボーンの関連付けを行わせたいモデル(モデル②)を選択します。

そして、「外部親ボーン」というプルダウンメニューで、
「右親指0」を選択します。

※ 「外部親ボーン」では、
「対象ボーン」で設定したボーン(モデル①のボーン)に関連付けさせるボーン (「外部親モデル」に設定したモデル②のいずれかのボーン)を選択します。

「外親登録」ボタンをクリックして画面を閉じる

最後に「外親登録」ボタンをクリックした後、
画面右上の「×」ボタンをクリックして画面を閉じます。

「センター」ボーンと「右親指0」ボーンが関連付いた

そうすると、調節対象にしているモデル(モデル①)の「センター」ボーンが、

「外部親モデル」に設定した
モデル(モデル②)の「右親指0」ボーンに関連付けられて、

調節対象にしているモデル(モデル①)の「センター」ボーンが、
「外部親モデル」に設定した
モデル(モデル②)の「右親指0」ボーンの位置に移動します。

フレーム操作パネルのタイムラインにキーが登録された

また、「フレーム操作パネル」には、
”どのモデルの どのボーンと関連付けたのか” というデータが、

シークバーがあるフレーム位置の「表示・IK・外観」の段にキーとして登録されます。

※ 10フレーム目にキーを登録したので、
10フレーム目より前にシークバーを移動させると、

調節対象にしているモデル(モデル①)の「センター」ボーンと、

「外部親モデル」に設定したモデル(モデル②)の「右親指0」ボーンが関連付けられていない状態になります。

外部親設定を行ったボーンを動かすと連動する

モデル②の「右親指0」ボーンを動かしてみる

それでは、調節対象を「外部親モデル」に設定したモデル(モデル②)に切り替えて、

そのモデル(モデル②)の「右親指0」ボーンを動かしてみます。

そうすると、「外部親モデル」に設定したモデル(モデル②)の「右親指0」ボーンの動きに合わせて、

「対象ボーン」に設定したモデル(モデル①)の「センター」ボーンが連動して動きます。

このように、「外部親設定」で
モデル① の ボーン を
モデル② の ボーン に関連付けると、

モデル② の ”関連付けされたボーン” を動かした際に、
モデル① の ”関連付けしたボーン” が連動して動くようになります。

番傘のモデルを人型のモデルに持たせる

ここまでは、「外部親設定」機能の説明のために、
人型のモデルで「外部親設定」を行いましたが、
基本的に「外部親設定」は、
傘やスマホなどのような小物系のモデルを人型のモデルに持たせたり、
装着させたりする際に使用します。

番傘のモデルを調節対象に選択
「外」ボタンをクリックする

例えば、「番傘」のモデルファイル(.pmx)を読み込み、
「番傘」を調節対象に選択した状態で「外」ボタンをクリックして、
「外部親設定」画面を表示します。

※ 読み込んだ「番傘」のファイルは、
アクセサリのファイル(.x)ではなく、
モデルのファイル(.pmx)に改造したものを読み込んでいます。
番傘のモデルファイル(.pmx)は下記リンクからダウンロードできます。

https://how-to-use-music-video.com/wp-content/uploads/2021/06/162b60e927687845c5a460a8706c7d11.zip
「対象ボーン」で「センター」を選択
「外部親モデル」でモデル②(Tuneちゃん)を選択
「外部親ボーン」で「右親指0」ボーンを選択

「外」ボタンをクリックして、
「外部親設定」画面を開いたら、
「対象ボーン」で「番傘」の「センター」を選択した後、

「外部親モデル」で人型のモデルを選択して、

「外部親ボーン」で「右親指0」を選択します。

「外親登録」ボタンをクリックして画面を閉じる

そして、「外親登録」ボタンをクリックしてキー登録します。

番傘の「センター」ボーンとTuneちゃんの「右親指0」ボーンが関連付いた

そうすると、「番傘」の「センター」ボーンと、
人型のモデルの「右親指0」ボーンが関連付けられるので、

調節対象を人型のモデルに切り替えて、
人型のモデルの「右親指0」ボーンを動かすと、
連動して「番傘」も動くようになります。

番傘がモデルの手にメリ込んでいる
調節した番傘の状態をキー登録した

今の状態だと、人型モデルの親指に「番傘」がメリ込んでいる状態になっていますが、

” 関連付けしたボーン (番傘のセンターボーン) ” の位置と角度を動かしても、

番傘の「センター」ボーンの位置と角度を調節して、
キー登録しておけば、

人型モデルの「右親指0」ボーンにメリ込ませず、
番傘を持っているような状態にする事が出来ます。

まだ手にめり込んでいる状態

※ まだ少しめり込んでいて、雑な感じですが、
人型モデルの「右親指0」ボーンの角度と、
番傘の「センター」ボーンの位置と角度を微調整すれば、
ちゃんと持っている状態になります。

また、人型モデルの「右肩」ボーンや「右ひじ」ボーンを回転させると、
右手が動くことになるので、

「右親指0」ボーンに関連付けしている番傘も連動して動きます。

このように、モデル操作パネルの「外」ボタンでは、
モデル同士のボーンを関連付けて、
傘やスマホなどの小物系のモデルを人型のモデルに持たせたり、
装着させたりする事が出来ます。

※ 「アクセサリ」ファイル(~.x)には「ボーン」がないので、
「外部親設定」は行えませんが、

「アクセサリ操作パネル」で読み込んだアクセサリを、
アクセサリ操作パネル側の機能でモデルのボーンに関連付ける事が出来ます。

「アクセサリ」ファイル(~.x)をモデルのボーンと関連付ける方法については、
別のページで解説していきます。

また、「外部親設定」画面の下にある「フレーム登録」ボタンの使い方についても、
別のページで解説していきたいと思います。

それでは以上で、”モデル操作パネル~ 外部親設定ボタン ~”の解説は終了となります。

お疲れ様でした!!m(^ ^)m

※ 映像を作成する際に使用しているMMDのモデルデータは、マウスコンピューターさんのゲーミングPCブランド「G-Tune」のキャラクターである「Tuneちゃん」や「Tuneちゃんの家」、「G-Tune製品などのMMDモデルデータを使用しています。

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